スマートフォンへのシフトが明白なドコモ。スマートフォンだけで、なんと15機種もラインナップしている。そのうちXi対応機種は4機種だ。
また冬春モデルからは「NEXTシリーズ」「withシリーズ」の2シリーズに分けられている。シリーズの切り分けは単にスペックの高低というわけではない。NEXTシリーズはXiを始めとする次世代的な要素を含む端末、withシリーズはより一般のユーザー寄りの端末が中心だ。
次世代&こだわりの機能を搭載「NEXTシリーズ」
●富士通「ARROWS X LTE F-05D」
ドコモでもやっぱりほぼ全部入りのハイエンド機
●サムスン電子「GALAXY S II LTE SC-03D」
人気モデル「GALAXY S II」のLTE搭載機
●NECカシオ「MEDIAS LTE N-04D」
MEDIASのイメージを覆すハイスペックモデル
●LG「Optimus LTE L-01D」
おサイフケータイ入りのグローバルスマホ
●富士通「ARROWS μ F-07D」
防水対応で6.9mmというウルトラスリム端末
●NECカシオ「MEDIAS PP N-01D」
有機EL&大容量バッテリー&Qi対応
●RIM「BlackBerry Bold 9900」
最新OSとタッチパネルを搭載する新BlackBerry
より幅広いユーザー向けのモデル「withシリーズ」+タブレット
●パナソニック「P-01D」
実質価格で1万円を切る予定のお手頃スマホ
●富士通「ARROWS kiss」「F-03D Girls'」
完全女性向けの富士通端末
●パナソニック「LUMIX Phone P-02D」
人気デジカメブランドのスマートフォン
●シャープ「AQUOS PHONE SH-01D」
AQUOS PHONEのハイエンド機
●富士通「REGZA Phone T-01D」
映像を楽しむ“REGZA”ブランドの端末
●シャープ「AQUOS PHONE slider SH-02D」
やや幅広の防水スライドスマートフォン
●シャープ「Q-pot.Phone SH-04D」
予約殺到必至 限定3万台の人気コラボモデル
●サムスン電子「GALAXY Tab 7.0 Plus SC-02D」
仕事に便利な7型タブレットの後継機
NEXTシリーズには4機種のXi対応端末が
withシリーズもハイスペック機が多数
スマートフォン15機種中、「BlackBerry Bold 9900」以外はすべてAndroidスマートフォン。そのうち4機種がXi対応だ。OSはいずれもAndroid 2.3。さらに現行「GALAXY Tab」の後継となる、7型タブレット「GALAXY Tab 7.0 Plus SC-02D」も新たに発表された。
国内メーカー製端末では、ほとんどが防水対応モデルになったほか、ワイヤレス充電の「Qi」対応モデルも増加。また、iPhone 4などと同じmicroSIMサイズの「miniUIMカード」を用いているモデルも半数を超えた。なお、テザリングは全モデル対応だ。それでは個別の機種を見ていこう。
NEXTシリーズは4台のXi対応モデルに注目
ドコモでもやっぱりほぼ全部入り
富士通「ARROWS X LTE F-05D」
auの冬モデル発表会で最も注目されていたWiMAX対応の「ARROWS Z ISW11F」。ドコモ向けの「ARROWS X LTE F-05D」はデザインこそARROWS Zとは異なるが、高速通信のXi対応に加え、720×1280ドットの4.3型液晶、さらに防水・防塵/FeliCa/ワンセグ/赤外線通信と、ほぼ全部入りという点は同じ(主要機能で対応していないのはQiくらい)。ドコモでも間違いなく人気のモデルになるだろう。発売は12月。
人気モデルのGALAXY S IIのLTE搭載機
「GALAXY S II LTE SC-03D」
すでにおなじみドコモの人気ハイエンドモデル「GALAXY S II」のXi対応版。画面解像度こそ480×800ドットから変更はないが、画面サイズは4.5型にサイズアップ。CPUも1.5GHz動作でデュアルコアの第3世代Snapdragon搭載でさらにパワーアップしている。ただし、ワンセグ機能は省かれている。
MEDIASブランドのイメージを覆す
大型&ハイスペック「MEDIAS LTE」
MEDIASブランドというと薄型のイメージがあるが、「MEDIAS LTE」は大型ディスプレー搭載のハイエンドモデル。ディスプレーはARROWS X LTEと同じく、4.3型液晶&720×1280ドット。Xi対応に加えて、Qiをのぞく、ほぼ全部入り。CPUも1.2GHz動作のデュアルコアだ。
おサイフケータイ入りのグローバルスマホ
LG「Optimus LTE L-01D」
すでに韓国でリリースされているグローバルモデルでありながら、日本向けにFeliCaとワンセグに対応した魅力的な端末だ(防水/赤外線は非対応)。LG得意のIPS液晶は4.5型という大型で、解像度も720×1280ドット。10.7mmという厚みでありながら、1830mAhという大容量のバッテリーにも注目で、人気モデルになりそう。
防水対応で6.9mmというウルトラスリム端末
「ARROWS μ F-07D」
もう1台のARROWSは、Xi対応ではないものの、なんと6.9mmという驚く薄さの防水スマートフォン。ディスプレーは4型の有機ELで、CPUも1.4GHz動作のSnapdragonと標準的だが、Qi以外の主要機能にもひととおり対応している。
有機EL&大容量バッテリー&Qi対応
「MEDIAS PP N-01D」
Xi以外はQi対応も含めて、ほぼ全部入りのMEDIAS。PPは「PowerPlus」の略とのこと。名前からもわかるように大容量バッテリーも特徴の1つで、その容量は1700mAh。また、Bluetooth 4.0にも対応しており、カシオから発売予定の「G-SHOCK」との連携機能も搭載されている。
最新OSとタッチパネルを搭載する新BlackBerry
「BlackBerry Bold 9900」
BlackBerry特有のQWERTYキー付きストレート端末のスタイルはそのままに、最新OSのBlackBerry 7を搭載。CPUも高速化(1.2GHz動作のSnapdragon)されたモデルが「BlackBerry Bold 9900」だ。画面解像度も640×480ドットまで向上し、タッチパネルによる操作もついに実現している。
ARROWS X LTE F-05D | GALAXY S II LTE SC-03D | MEDIAS LTE N-04D | Optimus LTE L-01D | |
---|---|---|---|---|
メーカー | 富士通 | サムスン電子 | NECカシオ | LGエレクトロニクス |
ディスプレー | 4.3型液晶 | 4.5型有機EL | 4.3型液晶 | 4.5型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット | 480×800ドット | 720×1280ドット | 720×1280ドット |
サイズ (暫定値含む) |
64×129 ×9.8mm |
68.8×129.8 ×9.49mm |
67×131 ×10.9mm |
68×133 ×10.7mm |
重量 (暫定値含む) |
約129g | 約129.6g | 約149g | 約140g |
CPU |
Ti OMAP 4430 1.2GHz (デュアルコア) |
Snapdragon APQ8060 1.5GHz (デュアルコア) |
Snapdragon APQ8060 1.2GHz (デュアルコア) |
Snapdragon APQ8060 1.5GHz (デュアルコア) |
OS | Android 2.3 | Android 2.3 | Android 2.3 | Android 2.3 |
Xi対応 | ○ | ○ | ○ | ○ |
3G最大通信速度(下り/上り) | 7.2Mbps/5.7Mbps | 14Mbps/5.7Mbps | 14Mbps/5.7Mbps | 14Mbps/5.7Mbps |
カメラ画素数 | リア:約1310万画素CMOS/イン:130万画素CMOS | リア:約810万画素CMOS/イン:200万画素CMOS | 約810万画素CMOS | リア:約810万画素CMOS/イン:130万画素CMOS |
バッテリー容量 | 1400mAh | 1850mAh | 1520mAh | 1800mAh |
テザリング | ○ | ○ | ○ | ○ |
FeliCa | ○ | × | ○ | ○ |
ワンセグ | ○ | × | ○ | ○ |
赤外線 | ○ | × | ○ | × |
防水 | ○(防塵対応) | × | ○(防塵対応) | × |
Qi | × | × | × | × |
miniUIM | ○ | × | ○ | × |
連続待受時間 | 未定 | 未定 | 未定 | 未定 |
連続通話時間 | 約370分 | 約350分 | 約200分 | 約350分 |
カラバリ | Magenta、Blue Black | Dark Gray | Advance Black | Red、Black |
発売時期 | 12月 | 11~12月 | 2月 | 12月 |
ARROWS μ F-07D | MEDIAS PP N-01D | BlackBerry Bold 9900 | |
---|---|---|---|
メーカー | 富士通 | NECカシオ | リサーチ・イン・モーション |
ディスプレー | 4型有機EL | 4型有機EL | 2.8型液晶 |
画面解像度 | 480×800ドット | 480×800ドット | 640×480ドット |
サイズ (暫定値含む) |
64×127×6.9mm | 63×128×10.9mm | 66×115×10.5mm |
重量 (暫定値含む) |
約109g | 約137g | 約130g |
CPU | Snapdragon MSM8255 1.4GHz | Snapdragon MSM8255 1.4GHz | Snapdragon MSM8655 1.2GHz |
OS | Android 2.3 | Android 2.3 | BlackBerry OS 7 |
Xi対応 | × | × | × |
3G最大通信速度(下り/上り) | 14Mbps/5.7Mbps | 14Mbps/5.7Mbps | 14Mbps/5.7Mbps |
カメラ画素数 | 約510万画素CMOS | 約810万画素CMOS | 約500万画素CMOS |
バッテリー容量 | 1400mAh | 1700mAh | 1230mAh |
テザリング | ○ | ○ | ○ |
FeliCa | ○ | ○ | × |
ワンセグ | ○ | ○ | × |
赤外線 | ○ | ○ | × |
防水 | ○ | ○(防塵対応) | × |
Qi | × | ○ | × |
miniUIM | ○ | ○ | × |
連続待受時間 | 約430時間 | 約590時間 | 未定 |
連続通話時間 | 約300分 | 約380分 | 未定 |
カラバリ | Sapphire Black | Black | Charcoal Black |
発売時期 | 1月 | 11~12月 | 2~3月 |
この連載の記事
-
第11回
スマホ
ドコモ、Android 4.0の「GALAXY NEXUS」を11月日本発売! -
第10回
スマホ
堀北さん驚きっぱなし!? 盛り沢山のドコモ発表会 -
第9回
スマホ
【フォトレポ】ドコモのXiスマホにネチネチ触ってきた! -
第8回
スマホ
映像の「REGZA」は健在 Xiスマホ以外のハイスペック機を見る -
第7回
スマホ
オリジナルの機能・アプリが詰まった「GALAXY S II LTE」 -
第6回
スマホ
大容量バッテリー搭載の多機能モデル「optimus LTE」 -
第5回
スマホ
防水だけど薄いぞ! 全部入りXiスマホ「ARROWS X LTE」 -
第4回
スマホ
Xiスマホのプラン発表 月1480円でドコモ向け24時間通話無料 -
第3回
スマホ
ドコモ、次期Android搭載機を早くも11月に発売と予告 -
第2回
スマホ
Xiスマホ4機種の詳細スペック&写真を先行お届け - この連載の一覧へ