16Mのままでデジタルズーム可能
AQUOS PHONE 007SH
IS12SHと同じAQUOS PHONEなので、シーン設定が豊富。テストの流れもIS12SHと同じく、「シーン自動検出」→「シーン設定」という順番。ただし前回でも少し述べたように、違う部分もある。撮影できるサイズが16Mと大きく、3D撮影はツインカメラではないので、うまく撮るのは難しい、という面や、実際に撮影してみても、写真の印象はIS12SHとはだいぶ違う。
左が「シーン自動検出」。右がシーン設定「花」。IS12SHよりも、シーン自動検出のほうが全体的に色が濃くない。ただ青い花はより濃くなったりするのは、AQUOS PHONEの特徴のようだ。
デジタルズームでは最大サイズの16Mでもズームが可能だ。この場合は焼く5倍ズームだが(高画素ズーム)、サイズを落とせば最大ズームは14.4倍となる。音量キーでズームを行なう。
上左が16M、上右が2Mのズーム。16Mでズームした場合でもザラザラとした粗さは感じられずに実用性が高い。最後の下左の写真は最大14.4倍ズームを用いたQVGAサイズの写真だが、かなり見づらい写真となる。007SHでは大きい撮影サイズのズームを積極的に使うのがよさそうだ。
夜景の撮影は、シーン自動検出で撮影後、IS12SHと同じくシーン設定「夜景」で撮影をしている。
左が「シーン自動検出」、右がシーン設定「夜景」の写真。両写真とも、やはり電灯の光が目立つ。シーン自動検出では正面の建物が緑っぽく、両脇の道がよく見える。だいぶ明るく撮れている。一方の「夜景」では、より夜の暗さが強調されている印象。空がより「真っ黒」に見えるし、緑っぽい色は消えた。少し暗くなったが、夜景らしい自然な印象の写真となっている。
カメラ任せでもかなりキレイ
不満が出たらシーンを変更
初期設定の状態では、自動的にシーン設定などを行なう機種が多かった。ユーザーが余計な設定をいじらずに、そのままでキレイな写真を撮れればもちろんベストだろう。
実際に撮り比べてみると、たしかにカメラ任せでもキレイに撮れるのだが、明るすぎたり、あと一歩という印象の写真もある。ちょっと気になったらシーン設定をおこなって撮っておくのがよさそうだ。そのためAQUOS PHONEのように多彩なシーン設定が用意されていると、さまざまな状況に対応しやすい。またAQUOS PHONEは2機種ともデジタルズームの倍率が高く、撮影サイズが大きくても使える。とくに007SHの撮影サイズが大きく、ズームをしても粗さが目立たない。
前回の起動時間や連写といった操作でチェックしたときは、AQUOS PHONEの2機種は若干不利な印象だったが、今回は逆に好印象だ。どのスマートフォンもOSがAndroidである点は共通。であればカメラで購入機種を絞るのもいいかもしれない。そんな人に参考になれば幸いだ。
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