実際にULTRA SPEEDを使ってみた!
それではULTRA WiFi SoftBank 007Zを実際に使って、使用感や速度についてレポートしてみたい。本体サイズと重量は幅102×奥行き53×高さ16.6mm、約97g 。ちょっと大きめのデジタルオーディオプレーヤーを2つ重ねたくらいで、胸ポケットなどに入れて使うにはジャマにならない程度の大きさだ。
操作ボタンやコネクタ類はすべて両サイドにあり、モバイルルーターという機器の性質上から言っても誤操作をする可能性はない。ディスプレーにはアンテナ(Max3本)、バッテリー残量、接続機器数、対応エリア状況など必要な情報はあらかた表示されるが、サイズが小さいこともあって少々見づらい。ここは改善してほしいポイントである。
速度は理論値よりも低め
それでもADSLに匹敵する約12Mbpsをマーク
速度に関しては前回のテザリングと同様に、都内の8F商業ビル屋上、商業ビル2F、商業ビルB3F、ビルの谷間、開けた公園、自宅マンション(1F)で行なった。いずれもソフトバンクのモバイルデータ通信サイトによると、ULTRA SPEED対応エリア内である。接続に用いたPCはCPUにAtom Z530(1.6GHz)を搭載するミニノート「FMV LOOX U/C40」である。
速度テストで最も好成績をマークしたのはビル屋上と公園の2つ。どちらも開けた場所で、周りに障害物が少ないと速度アップが見込めるということだろう。
気になる下りの速度は最大約12Mbps程と、理論値の約42Mbpsと比較するとかなり低めなもののADSL回線並みの速度が出ており、Webサイトの閲覧や動画サイトの鑑賞もブロードバンド回線とまったく変わらない使用感である。
ただ、この速度での安定性は低めのようで、何度かテストすると6~7Mbpsに落ちることが多々あり、常時10Mbps超えは厳しそうな雰囲気だ。
上りの速度もあまり安定しないが、おおむね1.5Mbps前後が出ており、数MB程度のファイルをオンラインストレージに移すといった作業であれば問題はないレベル。ちなみに、Googleへのファイル(10MB)のアップロードを試したところ、屋上では50秒、公園では52秒で完了した。
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