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速くて便利! 実測でわかるモバイルデータ通信 ― 第36回

月3883円ポッキリのLTEスマホ!? イーモバの新製品を試す

2013年03月14日 12時00分更新

文● 正田拓也

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STREAM X(GL07S)とPocket WiFi LTE(GL06P)
「STREAM X」(GL07S)と「Pocket WiFi LTE GL06P」

 イー・モバイルと言えば、モバイルルーターが主力の通信事業者という印象が強いと思うが、それ以外のラインナップも忘れてはならない。イー・モバイルを開業当時から注目している人なら、一世を風靡したWindows Mobile搭載のPDA「EM・ONE」など、記憶に残っている人も多いはずだ。

 そんなイー・モバイルがスマートフォン界に殴りこみをかけるように投入したのが、今回試す「STREAM X」(GL07S)だ。

 イー・モバイルのスマートフォンはPCのデータ通信をサポートすべくテザリングを使いやすくしているのが特徴。どちらかというとスマートフォン機能が“おまけ”という印象を受けかねないものだったが、今回はスマートフォン部分を強化、しかも最も注目される料金の点で大きなメリットを用意してきたのだ。

月額費用は3883円ポッキリでスマホ+テザリング
それが「STREAM X」

最薄部で8.6mmという薄型スマホのSTREAM X
最薄部で8.6mmという薄型スマホのSTREAM X

 最初に費用の話をしておこう。イー・モバイルのモバイルルーターの月額利用料は、端末代を込んで3880円にユニバーサルサービス料の3円が加わって3883円だが、このSTREAM Xも同様に端末代コミで3883円。

 スマートフォンとモバイルルーターでまったく同じ額なわけだが、スマートフォンは速度制限がない月間のデータ通信容量の上限が5GBとなっている。モバイルルーターは現在のところ制限なしなので、多く使う人にとってはデータ容量の差があると思ってよいだろう。

 なお、イー・モバイルの場合、月間5GBを超えて速度制限なしのデータ通信を行なう場合、2635円の追加料金を支払う必要があるが、1回支払えば上限がなくなる。対して他のキャリアの定額LTEプランで上限を超えた場合、2GBごとに2635円を支払わなければならず、その面でもお得になっている。

 次に3883円の内訳を説明しよう。従来、イー・モバイルは端末代金を0円とする代わりに「アシスト~」という端末の分割払いに近いサポート制度を申し込まなければならなかった。

 ところが、STREAM Xは他社のスマートフォンと同様、本体代金を分割払い購入へと変更した。分割払いの支払い額に相当する額を「バリュースタイル」という制度で月額通信利用料から差し引くので、実質的な負担額が0円になり、通話をしなければ月々の支払は3883円ポッキリとなる仕組みだ。

 支払い額総額だけ見れば従来のアシスト~と変わらないように思えるが、途中解約時の端末部分の負担金が、単純に分割払いの残債を支払うように変更された。

 もちろん、端末代金を一括払いすることも可能。2年間トータルでの支払い額に違いはないが、一括払いの場合は、通信料の割引だけが適用されるので、月額利用料は2130円となる。

 他社スマートフォンの利用料と比べればわかるが、主要3社の場合は1000円程度の基本使用料に5000~6000円程度のパケット代、315円のプロバイダー代、3円のユニバーサルサービス料の合計7000円前後がかかっている。他社も実質0円でスマートフォン端末を買えたとしても、イー・モバイルの安さが際立っている。

 通話機能も提供されるが、無料通話先はイー・モバイル契約の携帯電話のみ。他社携帯電話や一般加入電話(固定電話)へは30秒で18.9円がかかる。無料通話はかなり限定的なものとなるが、最近はスマートフォン同士なら「LINE」をはじめとするIP電話サービスを利用する機会が多いことや、固定電話への通話は各社とも無料通話にならず、他社よりもわずかだが安い。イー・モバイルだから通話料金面で不利ということもない。

 なお、1回あたり10分以内の国内通話が月300回まで無料となる「通話定額オプション」(月額1400円)も用意している(10分以降は18.9円/30秒)。

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