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古田雄介の“顔の見えるインターネット”第84回

東大の心理学者、ネット版「いのちの電話」作りたい

2010年11月23日 12時00分更新

文● 古田雄介

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東京大学 大学院 教育学研究科 臨床心理学コースの博士課程で研究を進める、末木 新氏。彼が目指すのは「いのちのサイト」だ

 「自殺サイト」という文字を目にしたとき、どんな言葉が頭によぎるだろう。

 「怖い」「暗い」「近寄りたくない」――そんな思いがあっても無理はない。だが、いわゆる「自殺サイト」を運営する人々は、その気持ちを和らげたり解消する「憩いの場」を提供したいと考えている場合が多い。そしてそのサイトを訪れれば、互いに励まし合ったり、気分を落ち着けたりできる優しい光景があることに気づくはずだ。

 その本質を知った東京大学大学院の末木 新氏は、「自殺 臨床心理学」というサイトの運営を始めた。そこには研究知識と臨床経験に基づいた、インターネットと自殺に関する質の高い情報が、わかりやすい言葉で掲載されている。

 読者ターゲットは、死を考える人、相談された人、身近な人を亡くした人、そして「自殺サイトを誤解している人」(末木氏)だ。顔の見えるインターネット 第84回は、そんな末木氏に自殺サイトが持つ本当の効果について話を聞いた。

自殺 臨床心理学

 自殺についての臨床心理学的な分析や考察を、自殺願望を抱く人を含めた一般向けにかみ砕いて伝えるブログ。開設は2008年6月。読者に任意で回答してもらったアンケートを、自殺サイトに関する研究の糧としている。

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