さりげな~く花柄がファンシー
ソフトバンク「AQUA STYLE 001SC」
001SCには「フランポワーズピンク」「ホワイト」「ブラック」の3色が用意されているが、今回テストした「フランポワーズピンク」はプレミアムカラーという位置づけ。デザインが凝っているが、写真で見るよりも花柄の模様がうっすらと施されている。花柄が目立っていると男性は持ちにくいように感じるが、このデザインならば個人的には問題無いように思われる。
フォントには「イワタUDフォント」を採用し、文字の見やすさにこだわっている。これが確かにクッキリと見えて、それでいて柔らかい雰囲気のある良いフォントなのだ。「安価なケータイ=安っぽいフォントや表示」という印象があった人は、これを見てほしい。また楽デコ機能により、メニュー操作だけでデコレメールが作成できる。
地味な点だが、防水仕様でも側面にmicroSDスロットがあるのは注目だ。カメラ機能自体は320万画素と必ずしも高性能なわけではないが、最近はバッテリカバーの奥にある機種が多いので、撮影した写真をパソコンやAV機器などにコピーしたい人には便利である。
PANTONEケータイというより、お父さんケータイ!?
ソフトバンク「PANTONE 3 001SH」
PANTONEとのコラボによる10色展開が特徴の「PANTONE 3」。今回はカラーバリエーションだけでなく、CMでおなじみ「お父さん」のイラストがそこかしこに登場する。製品箱にはお父さん大きく描かれ(しかもカラバリごとにお父さんの色も違う)、待受画面にも登場。さらに壁紙データにもさまざまなお父さんが用意されており、お父さんストラップまで付属する。とにかく楽しい。
スペック面ではハッキリ言って地味だが、とりあえずワンセグには対応している。また本体も若干分厚いことを除けばコンパクト/軽量で、音声通話が中心であればなんら不満は無い。ケータイとして必要な基本機能はしっかり押さえられており、メインの1台としても、スマートフォンとの2台持ちとしても使える。
001SHの遊び心は今後のケータイには大事かも
スマートフォンとケータイの2台持ちを想定したとき、必ずしもケータイに強力な機能は必要としない。音声通話に加えて、ケータイならではの機能とサービスが使えればいい。もちろん端末価格の問題も重要だ。
そういった端末での差別化は、スペックや機能とは別の楽しさやおもしろさが重要になってくるのではないだろうか。その意味で、今回テストした中では001SHが提案する楽しさは印象的で、今回個人的に欲しいと思った端末だ。この機能とは別の部分での楽しさやおもしろさという部分では、KDDIのiidaや、ドコモのさまざまなデザインケータイにも通じるところがあると思う。
一方でケータイ1台持ちで価格も抑えめにという人には、001SHではスペック面に物足りなさを感じるだろう。その場合はauの2機種やドコモ「P-01C」がオススメとなる。
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