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アニメファンならぜひ行きたい!聖地巡礼ツアー ― 第8回

土日でどこまで回れるか!? 聖地巡礼弾丸ツアー!

2010年11月27日 18時00分更新

文● 小野坂 怜

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 秋も終わりも近づいたある日、いつものようにASCII.jpをチェックしていると「ゲーム・ホビー」タブに目新しい特集が載っていた。それは「アニメファンならぜひ行きたい!聖地巡礼ツアー」という、昨今のアニメファンなら誰もが行ってみたい聖地巡礼をメインとした特集記事だった。

こちらが筆者の琴線を刺激した“アニメファンならぜひ行きたい!聖地巡礼ツアー”の見出し。お願いだから筆者にも声を掛けて!

筆者もASCII.jpの経費で聖地巡礼したい!

 筆者は日々を抜き身の刀で戦うがごとく、アニメファンを公言してはばからないオタクであり、プライベートではさまざまなところへ聖地巡礼している人間でもある。そんな人間が、ライターという職業に就いているのにも関わらず、この企画に参加できていない状況に対して納得していないのは当然のこと。負けじと新ネタ「1泊2日で行く聖地巡礼ツアー」なるものを用意して、編集部へ乗り込もうとメールを打つ。
 メール送信の翌日、「そのネタ面白そうなので、打ち合わせをしましょう」との返事が筆者の下へ届いた。そして、10月某日、アスキー・メディアワークス本社の第4会議室。筆者は指定された時間にそこへ足を運んだ。

 そこで決まったのが、以下の「聖地巡礼 誓いの五箇条」である。

1.1泊2日で巡礼する
2.土日を使う(編集部の予算的な意味合いで……つまりETC割り引きである)
3.スタート&ゴールは趣都秋葉原!
4.同じ道じゃつまらないので、1度通った高速道路は可能な限り使わない
5.1日目の行程は美少女系アニメ限定とする(担当編集が美少女アニメしか見てないので……)

 これらに加え、筆者からは同行者を連れて行くことを、編集部からは夜に到着した巡礼地は昼に撮影した写真も掲載することを条件として追加。そして美少女限定として1日目のルートを「こっちを回ったほうがより回れるんじゃないか」、「ここの巡礼ポイントは外せないでしょ!」などなど、「あ~でもない、こ~でもない」といいつつ作成したルートがこれだ!

旅のしおり

1日目

秋葉原駅

中井駅周辺(時をかける少女)

豊郷小学校旧校舎(けいおん!)

善徳寺周辺(true tears)

白川郷(ひぐらしのなく頃に)

木崎湖(おねがい☆ティーチャー) ここで宿泊!!

2日目

木崎湖

砥石城跡(サマーウォーズ)

上越市立水族博物館(化物語)

 上越市立水族博物館以降は、筆者と同行者のノリで行き先を決定していいという許可を頂いた。なぜならば、その周辺には巡礼ポイントもなく、関東へ戻るしかないため、ツアーと銘打つには近場すぎてしまうからだ。なので、秋葉原駅到着までは関東圏を好きなだけ回っていいということになった。
 最後に本企画を「聖地巡礼弾丸ツアー」と呼称することに合意して、打ち合わせは終了した。

スタート地点:秋葉原駅

 11月12日金曜日の23時、筆者は秋葉原駅にいた。もちろん、聖地巡礼企画を実践するためだ。土日両日をフルに使うためには、日付けが変わる瞬間からスタートしなければならない。金曜日の夜からスタート地点になる秋葉原駅にいるというのも当然の結果だった。また、助手兼応援役として、編集部からも許可をもらった同行者2名ともここで合流。スタートまでの時間に企画の趣旨や、手伝ってほしいことなどを説明して、出発時間を待つ。
 秋葉原の新名所となった「GUNDAM Cafe」があるロータリーを改めてスタート地点と設定し、その様子をパシャリとしたところで、今回の「聖地巡礼弾丸ツアー」が開幕した。

GUNDAM Cafeも閉店し、静かな秋葉原電気街口前のロータリースタート時のカーナビ。なお、画面左上の時間とRecマークの横にある時間に誤差があるが、今回は左上の時間を基準として行動した

第1ポイント:西武鉄道中井駅付近(0時39分)

 聖地巡礼弾丸ツアーの最初に選んだ作品は、2006年に上映され、劇場版アニメーションとして異例のロングラン興行を記録した「時をかける少女」だ。この作品の聖地は、東京都新宿区にある西武鉄道の中井駅付近である。今回は、主人公である紺野真琴の家と登校中に通る商店街の入り口、放課後にキャッチボールをするグランドを訪れた。舞台が都内ということもあり、聖地が点々としている本作だが、これらは劇中でもたびたび登場している。そのため、聖地巡礼の醍醐味である「自分が作品の中にいる」という錯覚を得られるハズだ。

真琴の家のモデルとなったのは、林芙美子記念館。当然ながら、真夜中なので中には入れず(右は昼間に撮り直したもの、以下同)

 しかし正直な話、「時かけ」が美少女アニメに含まれるのかと言われれば微妙なライン。なぜここが最初に選ばれたかというと、ちょっとした理由がある。
 それは同行者の存在である。彼らは、筆者から比べるとライトなオタクであり、毎クール新番組をチェックしているわけでもなく、声優さん目当てに各大学の文化祭に足を運んだりしているわけではないのだ。そんな、彼らをこちらの世界により引き込むためには、ある程度知名度の高い作品を最初にチョイスすべきだろう、という判断である。
 実際、秋葉原をスタートして40分ほどで現地に到着した直後こそ、同行者は「味気ないなぁ~」なんて軽口を叩いていたのだが、劇中そのままの商店街の入り口やグラウンドを見るや否や、一気にテンションアップ。「アニメの背景って、ホントに存在するんだ……」と感動に言葉数が少なくなっていた。

中井駅のすぐ横にある商店街の入り口
劇中では、この入り口と踏切、そしてモチーフが別に用意されている坂道(坂道自体は豊島区にある「富士見坂」がモデル)がつながっており、真琴がタイムリープするきっかけを作った
こちらは真琴、間宮千昭、津田功介の3人が放課後にキャッチボールやノックをして遊んだグランド。筆者たちもちょうど3人ということで、キャッチボールでもしようかと思うも、やはり深夜のため施錠されており、グランドには入れなかった

(次ページへ続く)

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