Flash対応ウェブブラウザーで
ネット動画やゲームが楽しい
GALAXY Tabの魅力は電子書籍の読みやすさだけではない。ウェブサービス、特に動画共有サイトに強いのも大きな特徴だ。なぜならばAndroid OS 2.2を搭載しており、内蔵のウェブブラウザーがFlash Player 10.1に対応しているからだ。
たとえばニコニコ動画(以下、ニコ動)では、GALAXY Tabを横向きにすると映像が画面左半分に、ユーザーコメントが右半分に表示され、映像とコメントを1画面で同時に楽しめる。さらに映像をフルスクリーン表示にすると、まるでテレビでニコ動を見ているかのような感覚になる。映像の縦横比率を切り替えたり、ユーザーコメントをスクロールさせるといったことも可能。また、ウェブサイト内にYouTubeの動画が貼られているページについても、そのまま直接再生できる。
今話題のライブ中継サイト「Ustream」でも非常に快適だ。生放送番組をストレスなく視聴できる。通常画質から高画質モードへ切り替えても映像が止まることはなく、ちゃんと楽しめる。視聴画面に設置されたTwitterなどのボタンも問題なく押せて、視聴している番組の話題を他のユーザーと共有するのも簡単だ。これならどこにいても動画サイトをフルに満喫できる。
Android OS 2.2を搭載しているスマートフォンであれば、基本的にFlash Player 10.1が利用可能なので、同じことは他の端末でもできる。しかし画面が小さすぎてボタンが押しにくいとか、ユーザーコメントが読み取りにくいないなど、“楽しむ”という部分ではやや厳しい。その点、GALAXY Tabで見る動画コンテンツはとても見やすい。
また前述したドコモマーケットでは、Flash対応ゲームも多数配信されている。無料ゲームも色々と用意されているほか、有料ソフトについても、spモードに加入していればソフトの代金はケータイ料金と一緒に支払えるものも提供されている。
繰り返しになるが、この画面サイズでFlash Player 10.1対応というのが、GALAXY Tabの大きな強味と言えるだろう。
文字入力もしっかりできて
ビジネスシーンにも強い!
動画サイトやゲームのみならず、ビジネスシーンでの活用も色々考えられる。
特に注目したいのは文字入力の快適さ。本体を縦に持てば両手の親指でスムーズにソフトキーボードを操作できるし、横にすればほぼタッチタイピングに近い打鍵も可能だ。ドコモの他のスマートフォンと同様に、spモードに加入すればiモードと同じアドレスのメールが使えるし、もちろんGmailや通常のインターネットメールも扱える。至急の要件のメールが届いても、すぐその場で返信が書ける。
音声通話については、便利な使い方をひとつ提案しておきたい。GALAXY Tabでは基本的にスピーカーフォンであるため、端末単体では向こうの声がダダ漏れになってしまう(なので、通常の通話をする場合はヘッドセットなどを用意するのがベター)。しかし、逆にこの特長を利用すると、離れた場所にいる同僚などとの電話会議が簡単にできる。
マイクはGALAXY Tabの左側面に搭載され、音質もいい。どの方向から話しても相手にはクリアに聞こえるので、想像以上に実用的だ。相手の声も本体のスピーカーから聞こえてくるので、面倒な準備は必要ない。
さらには標準アプリとして「ThinkFree Office Mobile」を搭載し、仕事でよく使うオフィスファイル(ワード、エクセル、パワーポイント)やPDFファイルをオンラインでもオフラインでも閲覧/編集できる。また日英韓、3ヵ国語対応の辞書も搭載し、分からない言葉が出てきたらその場で発音記号まで調べられる。単語帳も使えるので、ふだんから苦手な言葉を登録しておけば弱点克服にも役立つのだ。つまりGALAXY Tabがあれば仕事がスムーズに進むというわけだ。
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