NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルといった携帯電話キャリアーが一斉に新製品を発表したことで、改めてスマートフォンが盛り上がってきた。その中で注目したい動きのひとつとして挙げられるのが、大画面のディスプレーを搭載したスレート型端末の登場だ。
そのスレート型端末として、NTTドコモからリリースされたのが「Galaxy Tab」(ドコモオンラインショップでの現金/割賦販売価格は5万358円)である。製品名から分かるとおり、先月ドコモから発売された「Galaxy S」と同じサムスン製で、その特徴は7型と大きなディスプレーを搭載していること。
大画面ということでウェブサイトやドキュメントを閲覧する際に見通しがいいことに加え、映像などを視聴する際も大きなアドバンテージになるだろう。
もちろんAV系の機能も充実しているということで、本稿ではカメラ機能や映像/音楽系コンテンツの再生といった部分を中心にチェックしていきたい。
ディスプレー部にGorilla Glassを採用
まず注目したいのは、やはり大型ディスプレーだ。前述のとおり画面サイズは7型で、解像度は600×1024ドット。さらにこのディスプレーには、耐久性が高く傷が付きにくい「Gorilla Glass」が採用されているのもポイントだろう。
発色はしっかりしていて、シャドーやハイライト域における階調再現性も高い。視野角も広く、上下左右ともに真横に近い位置から見ても色の変化はほとんど感じられない。ただ、映り込みはかなりあるので、気になるようなら保護フィルムなどを利用したい。
本体背面には約320万画素のアウトカメラ、内側には約130万画素のインカメラが搭載されている。動画の最大記録サイズは720×480ドットでファイル形式はMP4、静止画は2048×1536ドットでの記録が可能だ。
500万画素のCCDを搭載し、2560×1920ドットの静止画が記録できたGalaxy Sと比べるとスペックは抑えられているが、一般的な撮影では大きな差にはならないはずだ。
さらに本体上部にはイヤフォン端子があるほか、側面には電源ボタンとボリューム、そしてMicroSDカードとSIMカードのスロットが用意されている。電源のオン/オフは電源ボタンの長押しで、短く押せばスリープとその復帰になるのはGalaxy Sと同様だ。
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