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いま旬のビジネスPC 第6回

CULV並みの価格でCore i3を搭載

充実サポート エプソンダイレクト「Endeavor NJ3300」試す

2010年05月17日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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搭載ソフトを最小限に抑えたシンプル構成

 Endeavor NJ3300は、最小限のアプリケーションを搭載することで無駄な機能や常駐ソフトを減らし、負荷軽減を実現している。主な搭載ソフトは、CD/DVDライティングソフトの「Nero StartSmart Essentials」と、ヘルプなどを検索する際に利用する「お役立ちナビ」のみだ。

お役立ちナビの画面

 ちなみに、このお役立ちナビが意外に役立つツールに仕上がっている。PCのヘルプファイル、インストールした各種ソフトのヘルプファイル、エプソンダイレクトのWeb上にあるFAQなどを取得してデータベース化するというもので、調べたいキーワードを入力すると複数のソフトのヘルプファイルを一括して検索してくれる。

 しかもPDFファイルであれば、該当のページを表示してくれる徹底ぶりだ。

 なお、リカバリー方法は少々特殊な手順になっており、まず付属のOSインストールディスクを使って再インストールを行う。次に、添付のCDから本体ドライバーとソフトをインストールするための「リカバリーツール」をインストールした後、同ツールを立ち上げる。すると、HDD内に作られている不可視領域に収録されているPC本体のドライバーやソフトウェアを呼び出してインストールすることが可能となる。


「安価でも性能に妥協したくない」
そんな気持ちに応えるビジネスノートPC

 Endeavor NJ3300は、本体にテンキーを付けており、今やビジネスに必須となったエクセルの数値入力に役立つだろう。高負荷をかけてもファンが高速回転して耳障りということもなかったため、静かなオフィスや会議に持ち込んでも心配ない。

テンキー付きキーボード。タッチパッドはツルツルしており、操作時に手汗をかいていると引っかかるが軽く触れる程度で操作すれば大丈夫だった

 また、標準構成時でもCore i3の処理能力でオフィス系アプリケーションを快適に扱うことができる。しかも、従来のネットブックやCULVノートと同等の価格を実現しつつ、充実のサポートや保守体制を整えており、安価でも安心してビジネスに使えるPCに仕上がっている。

 価格面でビジネス用ノートPCの購入に今一歩踏みきれないユーザーには、ぜひお勧めしたい1台だ。

今回使用したEndeavor NJ3300の構成
CPU Core i3-330M(2.13GHz)
メモリー 2GB
グラフィックス CPU内蔵
液晶ディスプレー 15.6型ワイド 1366×768ドット
ストレージ 160GB HDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
無線通信機能 IEEE 802.11a/b/g/n
サイズ 幅378×奥行き253×高さ37.5mm
重量 約2.6kg
バッテリー駆動時間 約3.3時間
OS Windows 7 Home Premium 32bit版
価格 7万2030円

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