4月20日に発表されたエプソンダイレクトのビジネスノートPC「Endeavor NJ3300」は、15.6型液晶ディスプレーを搭載したオーソドックスな大型ノートPCの新製品で、CPUとしてCore i7/5/3を採用することで他にラインアップされているノートPCより大幅な性能向上を果たしている。
エプソンダイレクトは、全製品2日配達保証など迅速な導入や充実したサポート、故障が発生しても1日で修理して手元に届けてくれるなどのサービスが充実しているのが特徴だ。
今回紹介するEndeavor NJ3300は、CPUにCore i3-330M(2.13GHz)、メモリーはPC3-8500に準拠したものを1GB、160GBのHDD、OSにWindows 7 Home Premium 32bit版を搭載した基本構成で6万4680円からとコストパフォーマンスの高い製品となっている。従来のCULVノートの価格でCore i3搭載マシンを手に入れられるため、ビジネス用ノートPCを安価に導入したいユーザーは気になる製品だろう。
低価格でも高い性能を発揮
今回試用したものは基本構成からメモリーを2GBに増やして無線LAN機能を追加したモデルで、価格は7万2030円となる。
PC性能はWindows エクスペリエンス インデックスの評価でグラフィックス性能以外は5以上をマークしている。CrystalMark2004R3では、総合性能のMark値は「91484」、CPU性能を表すALU値(整数演算速度)は「27536」で、FPU値(浮動小数点演算速度)は「27150」を記録した。
Core i3-330M(2.13GHz)は、Core iシリーズのなかでも最廉価のモデルと言えど、デュアルコアCPUでHyper-Threading Technologyに対応しているため、仮想4コアとなり、YouTubeにアップロードされた720pの高画質動画を視聴しながらの簡単な画像編集、Webサイト閲覧などは快適に行えた。
次にバッテリーの持ち時間をBBenchにて計測した。条件は、Web巡回とキーストロークを有効にし、PC側の設定は、液晶ディスプレーは最大輝度、ワイヤレスLANを有効にしている。結果は、3時間4分16秒となった。
社内での打ち合わせや、会議、プレゼンテーションを行うには十分な駆動時間を確保している。
この連載の記事
-
第39回
デジタル
堅牢性に自信あり! 「HP EliteBook 2560p」 -
第38回
ビジネス
タブレットでもCore i5搭載、「Eee Slate B121」の実力は? -
第37回
デジタル
高質感・高拡張性のプロ仕様、「HP ProBook 6560b」 -
第36回
ビジネス
パナソニックの「TOUGHBOOK CF-31」を試す -
第35回
デジタル
顔認証と省電力「HP 8200 Elite All-in-One」の実力検証 -
第34回
デジタル
薄さ10mm、HPの持ち運べる液晶「L2201x」を試す -
第33回
ビジネス
デルの「OptiPlex 990」を試す -
第32回
ビジネス
ピークシフト対応機の本当のところ -
第31回
デジタル
ついに第2世代Core i搭載した「ThinkCentre M91p」 -
第30回
ビジネス
富士通、次世代Atom搭載の全部入りスレートPC「STYLISTIC」 -
第29回
デジタル
マウスコンピューターの「MPro-iS210B」を試す - この連載の一覧へ