スペックではなく、実使用を重視した細かい配慮に好印象
初期のThinkPadから搭載している機能だが、液晶ディスプレー上部には飛行機内やプレゼン時など、暗い場所でも手元をやわらかく照らすキーボードライトを搭載。
また、液晶ディスプレーを180度開き、画面を180度回転させて相手にプレゼン資料などを見せたりといったこともできる。ひとつ改善してほしい点を挙げるとすれば、画面を180度開いても、トラックポイントを右へ倒すとカーソルは左へ……という具合に操作が反転しないところだろうか。
もちろん、静粛性も配慮されており、ベンチマークソフトなど特別に高い付加をかけない限りはファンの音には気付かなかった。ファンがフル回転しても特に気にならないレベルだ。会議中や夜間飛行中の機内での使用も問題ないように思える。
一方、タブレット型PCのThinkPad X201 Tabletでは、液晶ディスプレーに手脂がつきにくい点。タブレットモード時に、ボタンひとつで画面を回転できる点などが使いやすかった。
各種設定を画面上の大きなボタンから変更できるところや、文字入力については手書きとタッチパッドの両方から選択できるところが好印象だ。さらに、フリックというマウスジェスチャー機能のようなものを搭載し、液晶ディスプレーをペンや指で”サッ”と左右などに滑らせるだけで、ウェブページの「進む」「戻る」といった操作も可能だ。
また、今回のモデルからプラス1万290円でWiMAXに対応できる点も注目。
WiMAXは主要都市を中心にエリアを展開してきたが、3月末時点で6000局以上を開局し、さらなるエリアの拡大を目指す。
また、モバイルユーザーにはありがたい拡張保守オプションも充実。通常使用での故障などに加えて、事故や災害、さらには盗難、紛失に関しても修理や代替機の提供を行うサービスもあり、最長4年まで選ぶことができる。
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