荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第145回

FinePix Z700EXRの「ペットモード」を試す！

白飛びする場合はDRモードで

　撮りやすいのはおとなしくしていてくれる猫。下町のとある珈琲豆店に猫がいると聞いたので行ってみた。ダンボールで昼寝していた。もちろんペットモードで顔を認識したタイミングで撮影。

ダンボール箱でお昼寝してたお店の猫をペットモードで（2010年3月 富士フイルム FinePix Z700EXR）

　おとなしくておっとりしたよい猫でした。Z700EXRの場合、室内や暗い所でペットモードを使うときは、忘れずにフラッシュを発光禁止にしておくこと。そうしないと、光っちゃうことがあるからだ。

　次はペットモードを離れてダイナミックレンジを広げるDRモードで撮影した猫。枯れ葉の中に白い猫が埋もれていると、白い毛がトんじゃうのだ。でもDRモードならきれいに描写してくれる。

枯れ葉に埋もれて気持ちよさそうに寝てる猫。ダイナミックレンジを広げて撮ってるので白飛びもなく、夕方らしくやや赤みが差していて、きれいな写り。さすがフジ（2010年3月 富士フイルム FinePix Z700EXR）

　それにしても……見事に埋もれてます。気持ちよさそう。

　最後はうちの猫。ペットモードで撮ったけど、あまりに2匹がくっついていて顔がうまく認識できなかった模様。それでもよいです。ラブリーな写真になったから。

狭いベッドで抱き合って寝てた大五郎とかふか。カメラに敏感な大五郎が目をひらいてジロリとにらんだ瞬間（2010年3月 富士フイルム FinePix Z700EXR）

　最近、狭い猫ベッドでこんな風にくっついていることが多くて。君のことを離さないよ……って、どっちもオスなんだけどね。

筆者紹介─荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』（MdN）、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。

＊次回は2010年4月2日掲載予定