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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第147回

名古屋城の桜の木の下で出会った猫

2010年04月09日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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名古屋城に向かってぞろぞろと人が歩いていく中で悠然と毛繕いしてた猫(2010年4月 ソニー Cyber-shot DSC-HX5V)
名古屋城に向かってぞろぞろと人が歩いていく中で悠然と毛繕いしてた猫(2010年4月 ソニー Cyber-shot DSC-HX5V)

 わたしは地元が名古屋なのでときどき帰省しているのであるが、今さら観光でもないので、名古屋城なんてめったに訪れないのである。

 先日行く気になったのは、たまたま帰省してるときに晴天と桜が重なったから。毎年、翌年に使うための桜の写真を撮っておく必要があるのだ。

 名古屋城を訪れたのは10年ぶりらしい。前回は2000年の5月。このときは天気も悪くて、イマイチだったのだよな。というのが分かるのも、そのときの写真が残ってるからなのだけれども。

 当時、名古屋城正門近くの道路に2匹の猫がいたのだ。

10年前、名古屋城正門近くで見つけた2匹の猫。野良っぽい精悍な顔つきが印象的だった。これを撮った「Cyber-shot F505V」は巨大なレンズが回転するユニークなデジカメで、結構お気に入りだった。懐かしい(2000年5月 ソニー Cyber-shot F505V)10年前、名古屋城正門近くで見つけた2匹の猫。野良っぽい精悍な顔つきが印象的だった。これを撮った「Cyber-shot F505V」は巨大なレンズが回転するユニークなデジカメで、結構お気に入りだった。懐かしい(2000年5月 ソニー Cyber-shot F505V)

 バカだよね。猫のアップの写真しか残ってない。もっと広角にして、背景に名古屋城天守閣でも入れておけば「ああ、名古屋城で猫に出会ったんだな」ってわかるのに。

 これではどこで撮った猫だか分かりゃしない。アップだけじゃなくて背景も入れた写真を撮っておくべし。

 さて2010年。名古屋城東門方面へ歩いていくと、お堀をはさんだ石垣沿いに桜がずらっと並んでいて実に壮観で、多くの写真好きが三脚を構えていた。満開で晴天の日曜日は今日しかないぞ、みんな急げ、てなもんで、人がどんどん集まってくるのだ。

じっとこちらを見ながらぼりぼりぼり。竹垣の後ろは名古屋城のお堀。右端に石垣の一部が見えている(2010年4月 ニコン D90)じっとこちらを見ながらぼりぼりぼり。竹垣の後ろは名古屋城のお堀。右端に石垣の一部が見えている(2010年4月 ニコン D90)

 そんなお堀端に1匹の猫を発見。足元にお皿があるので、定期的に餌をもらっているらしい。背景に見えているのはお堀。水は張ってないので菜の花が咲き乱れてて公園っぽい背景だが、実は名古屋市のど真ん中。官庁街であり、すぐ横には片側4車線もある広い道路が通っている場所である。

 そんな場所に猫が住んでいるというのも面白い。場所柄かなり人に馴れており、近づいても平気な様子。ご飯を食べたあとだったのか、ゆっくりとくつろいでいた(冒頭写真)。

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