底冷えする自宅兼事務所、電源トラブルが心配だ
我が家は寒い。事務所が入るべきスペースを無理やりワンルームとして使用しているので、とにかく温まらない。なんといっても道路側の壁一面がガラ ス貼りなのだ。夏はエアコン一丁で片が付くところを、冬はカーボンヒーターに加湿機能付き空気清浄機(乾燥も半端ない!)、そして事あるごとに電気温水器 が作動する。
油断していると電気ポットが保温から再沸騰に変わるだけで照明が暗くなったりする始末。おそらくトラブルにはならない程度の電圧低下が頻発しているはずだ。
自宅兼事務所という側面もあり、電圧低下や瞬時停電によるパソコンのトラブルが何より怖い。HDDのデータだけは何としても守りたいわけだ。となると、我が家のようなSOHO向けの電源保護ソリューションはUPS一択といっていい。
UPSが必要なのはパソコンだけじゃない
さて、我が家にUPSを導入した理由は、パソコンデータの保護だけではない。
いつの間にか一般家庭にはHDDを搭載する機器が増えている。BD/DVDレコーダーはもちろん、レコーダー内蔵の大型テレビ、そして「プレイステーション 3」「Xbox 360」といったゲーム機にもHDDが搭載されている。
SSDだから大丈夫とも言えない。物理動作がないこともあって振動その他への耐久性が高いとされるが、残念ながらSSDも瞬間停電やサージによるデータ破損からは逃げられない。
ノートパソコンも盲点だ。デスクトップ代わりに使用しているならば、コンセント/有線LAN経由のサージそのほかによるトラブルも考慮すべきだろう。
わが家では、4年ほど前からUPSを導入しており、今のところデスクトップ、ルーター、Xbox 360、液晶ディスプレーそしてファクス電話をつないでいる(最後のふたつはサージ保護のみ)。
ちなみにUPSにつなぐ機器の優先順位は人によってさまざま。例えばHDD録画機を大量に動かしている人なら、HDDレコーダー専用のUPSを購入しても(万が一のHDD破損を考えれば)惜しくはないだろう。