Vista/XPからデータを引き継ぐなら
Liveメールに移行
Windows Vista/XPを搭載しているパソコンから、Windows 7へデータを移行するには、「Windows転送ツール」を使うのが一番手軽で確実だ。その際に、Outlook ExpressやWindowsメールのデータを移行するなら、あらかじめWindows Liveメールを導入しておくといい。
手順を簡単に説明しよう。まず、旧マシンにWindows Liveメールをインストールする。Outlook ExpressやWindowsメールを使っている場合、初めてWindows Liveメールを起動したときに、自動的にデータをインポートしてくれる。OSが変わるごとにメールソフトが変わるのは困り者なのだが、データを移行する手間を省けるのはありがたい。
こうして、旧マシンにWindows Liveメールを導入した状態で、Windows転送ツールを使えばいい。もちろん、Windows 7側でデータを復元する前には、Windows Liveメールをインストールしておくこと。
そのほかのツールは必要に応じて
フォトギャラリーやムービーメーカーは、Windows Liveのネットサービスなどと連携できるのが特徴だが、実際にはVista/XP用として公開されていたものと変わらない。また、Skypeのユーザーなら「Windows Live Messenger」やIP電話サービスの「Windows Live Call」は不要だろうし、Picasaを活用しているなら「フォトギャラリー」を使う必要もない。
ブログ編集ソフト「Windows Live Writer」は、地味に高機能だ。「MovableType」や「Live.com」などのブログに対応しており、Wordのように利用できる。画像の編集が楽で、ウェブプレビューモードで投稿時のイメージを表示できるので手間が省ける。YouTubeやTwitter、Flickrなどと連携でき、機能を強化するプラグインも公開されている。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。現在使っているノートパソコンは、東芝のSS RXとMac。とはいえ、1年以上前の製品なので、買い換えを思案中。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。
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