瞳の描き込み~ストールの柄描き入れ
つづいてはちょっとペースを飛ばして、瞳を描き入れることに。ふだんは最後に入れるが、編集者の諸事情により前倒していただいた(本当すいません……)。「領域の保護」にチェックを入れたらスムーズズームで顔をぐっと拡大し、まずは瞳の部分を緑色に塗る。
つづいてサイズを173×173ptと大きめに変更した、ボカシたブラシを選択。色は黒で、瞳の上半分に大きな丸を置くように黒目を入れる。これはどちらを向いている場合でも瞳の中心でいい。黒目の位置で見ている方向が変わるようであれば、それは少しパースがおかしいということになる。
つづいて27×27ptサイズ程度のブラシを作成、今度はボカシを少なめにして、瞳の中心に置く。ついで、元の緑色で中心の黒い楕円をフチどり、真ん中にもう1つ楕円を入れる。これで瞳の基本は完成だ。
基本が出来たらハイライト。まずは元の緑色からやや明るい緑色を選択したら、細めのブラシで瞳の下部を弓状に塗る。ついで瞳の右上にドットを打つ。これの位置によって、次に入れる白いハイライトの位置を調整していく。今回は採用していないが、ここでレイヤーをオーバーレイ(覆い焼き風にするもの)にして効果を出すこともあるという。
さて、ここからちょっと趣向を変えてストールのチェック柄の描き込みに移る。ひいろさんが唱えるのは、チェック柄最強説。チェックを描くことでストールのひだが強調されるため、よりやわらかい布感が生まれるのだ。
例によって「領域の保護」のチェックを忘れず、まずはタテヨコにざっくりした「井」の線を描き入れていく。はじめは細かいところは気にせず、布の方向に合わせた線を描いていけばいい。描いていて構造が分からなくなったら、前編同様に自分のラフを参照する。
ラフの線が描けたら、今度はその上に乗算レイヤーを作り、ストライプの色味を選択する。ここではやや濃いめのオレンジを選択。乗算にすることで透き通ったような織りを表現する。さらにその上にレイヤーを重ね、細めの線を「田」の字状に描き入れれていけば基本のチェック模様は完成だ。
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