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ニコニコ動画講座の神職人を取材してみた 第4回

プロの犯行現場|ネコ耳&制服美少女を描くっ!【Photoshop編】

2009年08月08日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部、iori イラスト●iori

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まずはPainterで描いたイラストの
足りない部分を補完するところから

指定した「下絵」からイラストを描いてもらうというムチャな企画でもある。今回のテーマは「ネコ耳+夏服美少女」

 ニコニコ動画の「ニコニコ動画講座」というシリーズでCGの描き方を教える、「人気講師」の1人がioriさんだ。そのioriさんを取材して、実際に動画には載りきらなかったコツを教えてもらっちゃおうという贅沢極まりないこの企画。

 前編ではPainterを使ってイラストの骨子を作るところまでを解説してきた。今回はいよいよPhotoshopによる彩色~仕上げに移る。イラストを描いている人なら思わず「なるほどっ!」とうなるテクニック満載なので、最後までじっくり読みとおしてほしい。

 それではPainterで描いたイラストをもとに、デッサンの怪しいところに整形を施していくところからスタート。はじめに動画を掲載し、それを画像で解説していくという流れで記事は進めていく。

 まずは頭が少し大きいかなと感じたので、縮小をかけることに。新規レイヤーを作成し、頭の部分をなげなわツールでざっくりと選択してコピー(Ctrl+C)してペースト。新しいレイヤーは自分で作らなくても、貼り付けをすれば、勝手に新しいレイヤーが出来ているはず。新しく出来た「顔だけのレイヤー」を自由変形(Ctrl+T)で縮小をかけていく。ガタガタになってしまうので、切り取り(T)はしないのが◎。

まずは顔を調整するため、なげなわで選択し、コピー&ペースト。顔だけを貼りつけた新規レイヤーを自由変形で縮小をかけていく

 同じ手順で左足も少し拡大。無理やり拡大縮小するので、おかしくなってしまったところはしっかりブラシで加筆。

 加筆が終わったら、小物となる眼帯と髪留めのピンを描いていく(ちなみにPainterのときに描き逃がしたものである)。使うブラシはPhotoshopの標準ブラシ。今回、自分で制作したカスタムブラシは使用していない。

左足も顔と同じく、なげなわを使ったコピー&ペーストから修正。つづいては眼帯や髪留めを小物として描いていく

 カスタムブラシは画面右上に表示してあるもの。Photoshopで初めから描くときはこれを使い分けて描いていくが、今回はPainterで描いていたので使用しなかった。というわけで、これで描き込みは終了。ここからは陰影をつけていく作業に。

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