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ニコニコ動画講座の神職人を取材してみた 第1回

プロの犯行現場|美少女イラストをSAIで描く【線画編】

2009年06月27日 10時00分更新

文● ASCII.jp編集部  絵・監修● 網野コハク

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先生すいません、編集長のムチャ振りに
答えていただけませんか……

 ニコニコ動画の人気タグの1つに「ニコニコ動画講座」がある。

「初音ミクが可愛すぎるので描いてみた」で描いたイラスト。「初音ミク」開発元のクリプトンフューチャーメディアが運営する画像SNS「ピアプロ」にも投稿している

 講座として教えているのはGoogle検索の裏技から腹筋の方法まで幅広いジャンルだが、とりわけ人気なのがCGの描き方。その中でもトップクラスの人気を誇るのが「初音ミクが可愛すぎるので描いてみた」だ。そのクオリティの高さに「プロの犯行」ともタグが付けられている。

 この動画を投稿しているのは同人作家として活躍する網野コハクさん。初音ミクをモデルにした同人ゲーム「未来のキミと、すべての歌に」の企画・原案を担当するなど多才な能力を発揮している。

 しかしこの動画、見ていればある程度の流れは分かるのだけど、なにせ収録時の33倍速で再生されている。ササッと手早く何かをされてしまうと、「あれ、今何やったんだ?」と思うこともしばしばだ。

 同僚とそんなことを話していると、編集長がちょいちょいと手招きして「墨汁と紙を買ってきて」と妙なことを言いはじめた。頭に疑問符を浮かべたまま買ってくると、おもむろに筆をとって何事か描きはじめた。

筆を手に何事か描きはじめる編集長。ただの棒人間のように見えるが……

完成した(?)編集長のイラスト。どこか哀愁さえ漂っている

 「じゃあちょっとこれ下絵だから、描いてもらってきて。あと、これね……夏だからこの要素をよろしく!

「スク水」とはスクール水着の略で……とか言っている場合ではなくてですね

 描き終えたイラストを手渡し、編集長はあっさりそう言って背を向ける。「ほら、プロの犯行現場の取材ってことで」。「えっ、ちょ……」の声も届かず、そのままドアが閉まった。

 ムチャ振りが過ぎる……と思わず口をポカーンと開けてしまう。あとに残されたのは「下絵」とは名ばかりの棒人間の描かれたペラ紙と、普通の習字では絶対に書かないだろう「スク水」の文字……。こうなりゃダメ元だとスキャンにかけた下絵を送り、企画を網野さんにおそるおそる相談してみると、なんとオーケーの返事!

 「なんとなく頭の中でイメージしておきますね」という心強い言葉をもらい、喜び勇んで網野さんの仕事場に向かった。うまく編集長にノセられたような気もするが、プロの犯行現場、取材開始だ。ちなみに記事内で紹介しているのはあくまで網野さん流の描き方なので、1つの参考として考えてほしい。

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