カラーは「銀」か「白」か?
買うにあたって、まずは色を決める必要がある。カラーバリエーションが2色あり、銀と白が選べるのだ。まぁ、カメラといえば普通は銀か黒なのだが(黒の発売を望む声がかなり多く、もしかしたら後から追加されるかもしれない……)銀ボディの前面に入ってるヘアライン加工が気に入らず、かわいい感じの白にしてみた。
レンズの色との兼ね合いを考えれば、銀ボディを買うほうがいいのかもしれないが、(レンズのカラーは銀と黒がある)いかにも「厚塗りしました」的な感じの白のほうが、微妙な安っぽさがあって逆に好みだったりする。
さて実機を手にした感じでは、(実際には前に編集部に来ていたサンプル機を触ったが)見た目の印象よりもずっしりした感じだ。本体サイズ(幅120.5×奥行き35×高さ70mm)以上に重さ(335g)を感じる。中身が詰まってると思えばその通りだが、もう少し軽いほうが女性や初心者ユーザには優しいかもしれない。
「E-P1」を買うユーザーは果たして初心者なのか、マニア系の人なのか。「ペン」の愛称に惹かれるマニア系(ベテラン系)の人がメインになりそうだが、店頭で見てそのかわいさに惹かれる初心者も多いと思われる。CMやウェブでのキャンペーンや、カラーバリエーションに白があるのを見る限り、女性ユーザー層を意識した雰囲気がある。
これがnew「ペン」?
撮像素子は約1230万画素の「ハイスピードLiveMOSセンサー」を搭載。記録フォーマットは4:3、3:2、16:9、1:1が選べる。デジイチではベースが35mmフィルムカメラなため、アスペクト比は3:2が基本になる。またコンデジはもともとの撮像素子がビデオカメラ用の素子からきてるため、4:3のアスペクト比が基本になっている。
マイクロフォーサーズはどうやらコンデジのほうからの流れが基本なようで、4:3のアスペクト比がメインになっている。また流行の正方形フォーマットもあり、撮影バリエーションが増える。
しかし、カメラ名に「ペン」を採用してるくせに縦位置でのフォーマットが用意されていないのはどうゆうことなのだろう? これじゃぜんぜん「ペン」ではないのではないような気がする。
僕は「ペン EE-3」も普段使ってるので、ペンで撮る縦位置構図の面白さを十分にわかってるつもりだ。今後のファームウエアでの更新とかあるといいなぁと期待してしまう。
アスペクト比サンプル
基本のセンサーのアスペクト比は4:3で、それに併せてトリミング処理でアスペクト比を変えているようだ。見た目の変化は楽しめるが、結局は一番センサーの面積を使う4:3のフォーマットが無駄がない。4:3で撮っておけば、後からトリミングで他のアスペクト比に変更可能だ。
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