待ちに待った「E-P1」の発売
オリンパスの「E-P1」(ボディのみ実売9万円前後)は、マイクロフォーサーズの規格が発表されてからずっと思い描いていたスタイルのデジカメがようやく出たって感じの製品だ。
小型でファインダーレス。コンデジのように背面モニターか、もしくはストロボ用ホットシューに取り付けた外部光学ビューファインダーを見ながら撮影できるスタイル。そう、往年のレンジファインダーのようなデジカメ、それが僕の理想のデジカメのスタイルだ。
今までにもエプソンやライカといったレンジファインダーのデジカメは出ていたが、値段や大きさ、扱いやすさの点で購入には至らなかった。エプソンの「R-D1」は結構理想に近く、「フォクトレンダー」を所有してる僕にとってレンズが共用できる点も良かったのだが、本体が重く、でかく、AFが無いのがネックだった。
ライカは……もともとレンジファインダーのカメラは好きなのだが、どうしてもライカには手を出せなかった。日常に持ち歩いて気軽に写真を撮る道具として考えると、やはり高価すぎるのだ。もっと歳をとってからゆっくり向き合える状況になってからならいいかも、となんとなく思っている。
仕事柄、普段は普通の大きなデジイチで撮影することが多いが、プライベートでは基本的にはミノルタの「CLE」にロシア製20mmを装着し、ネガカラーで撮影してスキャンすることが多い。そのままデジカメに移行できる環境を夢みてた次第だ。
昨年のカメライベントでオリンパスから発表されたプロトタイプを見て、買うならこれだと決めて早1年弱、ようやく実機の登場となった。
ちなみに1年近く待って発売されたE-P1だが、個人的な好みで言えばプロトタイプのほうが好みのスタイルだ。実機のE-P1はちょっとデザインに懲りすぎてる気がする。もっとシンプルにできなかったのだろうか?
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