オリンパスからマイクロフォーサーズ方式のレンズ交換式デジタルカメラが7月3日に登場する。その名は「OLYMPIS PEN E-P1」だ。
1959年から続く「OLYMPIS PEN」のブランドネームを引き継いだE-P1は、小型・軽量のボディーが特徴。本体からファインダーやミラーボックス、AFユニットを省くことで、幅120.5×奥行き35×高さ70mmの本体サイズを実現した。同社の「E-420」と比較して、E-P1の体積は58%になる。重量は335g。
外装にはアルミニウムやステンレスを採用し、手で触った質感にもこだわっている。
撮像素子は1230万画素の「LiveMOSセンサー」を採用。新開発の画像処理エンジン「TruePic V」により、HD動画(1280×720ドット、秒間30フレーム)の撮影ができる。音声はリニアPCMによる高音質な録音が可能だ。
録画形式はMotionJPEGで、最長録画時間はHDで7分、SD(640×480ドット、秒間30フレーム)で14分となる。
撮影モードでは、カメラを被写体に向けるだけで最適な撮影モードに自動で切り替える「iAUTO」機能を搭載。また、肌色の部分を検出してなめらかに補正する「eポートレート」機能を新たに搭載した。同時に最大8人までの顔検出が可能だ。
そのほか、同社「E-30」や「E-620」に搭載されている「アートフィルター」を搭載。色彩を強調する「ポップアート」や幻想的な作風にする「ファンタジックフォーカス」などの特殊フィルター効果をかけることができる。
予想実売価格はボディのみで9万円前後、標準レンズキットが10万5000円前後、単焦点のパンケーキレンズキットが11万円前後、ツインレンズキットが13万円前後。なお、ボディのみの販売は7月下旬からとなる。