このページの本文へ

驚愕の結果! アルカリ乾電池性能比較実験! 第7回

電池を越えた電池! 電池と言えない電池を発見!

2009年05月10日 18時00分更新

文● 藤山哲人

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

エナジャイザー&偶然見つけたオキシライドで
間欠実験をしてみる!

 ホームセンターの片隅で埃をかぶっていたオキシライド電池を偶然にも見つけたので、これまで通り豆電球の間欠利用実験をしてみよう。以前の実験と比較できるように、間欠で好成績だった三菱とファミリーマートのデータもグラフに入れてある。で、下がその実験結果である!

 もうね、笑うしかないでしょ、この結果。12時間を過ぎても電圧がさっぱりさがらないので、

 エナジャイザーは永久機関かいっ!

 と思ったぐらいだ。終止電圧を割ったのは19時間1分。 これを見ちゃうと、エナジャイザーとそれ以外の電池ってのがよく分かるだろう。

 特徴的なのは、その散り際だ。18時間半と19時間のデータを見ると分かるとおり、除々に電池がなくなるのではなく、

 突然、ポックリ……

 デジカメなどで使うと、「まだまだ撮影できそうだ」なーんて2、3度シャッターを押したら突如電池切れ! なんてことが起きそうだ。

 一方、発売中止になってしまったオキシライドは、初期は群を抜いて高い電圧を維持するも、中盤はさほどアルカリ電池と変わらない。

 しかも、そんなに長持ちって感じでもなく、10時間32分で終止電圧の1.8Vを下回っている。

 これらの結果を寿命のグラフにまとめるとこんな感じだ。

 わはは! エナジャイザーとそれ以外……。これまでに登場した勇者たちと比べると、確かに超・超・長寿命ってのは分かるが、それなりに金もかかるわけで……。

 コストもこれだけ違うと。極寒で使えるという価値をこのコストに見出すことは可能だ。また、発展途上の国々では、電池が非常に高価なので、軽いエナジャイザーを何本も持ち込むという使い方もあるだろう。

(次ページへ続く)

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ