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アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2009 ― 第3回

知ったかは恥ずいゼ

アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2009【ビデオカード編】

2009年05月01日 22時00分更新

文● Jo_Kubota

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進化の止まらないGPU

 一時期、自作市場で圧倒的なシェアを誇ったNVIDIAのGeForceシリーズだったが、2008年に登場したAMDの「Radeon HD4000シリーズ」のヒットによりそのシェアを奪われ、今やGPUは五分五分の勝負を展開している。

 さてGPUって何?という人のために、少々前説をしておこう。GPU(じーぴーゆー)とは、Graphics Processing Unitの略で、グラフィックス処理をするチップ(LSI)をこう呼んでいる。
 そしてGPUを搭載する製品を、

・グラフィックスボード(略してグラボとも言う)
・グラフィックスカード(略してグラカとは言わない)
・ビデオカード(略してビデ……言わねーよ!)
・VGAカード
・GPUカード

 と呼ぶ。基本的にすべて同じものを指していると思っていい。
 どれが正しいということもないのだが、IBMのPC/AT互換機の流儀に沿って呼ぶなら「VGAカード」または「ビデオカード」が有力。しかしVGA(640×480ドット)時代や、コンピュータ映像を「ビデオ」と呼んでいた時代(その昔、アーケードゲームやファミコンなどをビデオゲームと呼んでいた)から、20年以上が経過している現在、もっともしっくりくる呼び名は「GPUカード」かもしれない。
 なお本稿では、以下ビデオカードと呼ぶこととする。

そもそもビデオカードとは?

 さてビデオカードにはもう一つ定義がある。それは「交換可能な形態」ということだ。なぜ、こんな話をするかと言えば、パソコンで最も交換が検討される部品が、今やビデオカードだからだ。CPUやマザーボードの交換は「自作しよう!」という人なら多少なりとも情報収集し、予備知識を得ることが多い。しかし、ビデオカードを買おうとする人は、そういった予備知識を持たない人が多かったりする。

 世間一般的にパソコンの中身を見たことがある人は、そう多くなく、隣のおばちゃん、魚屋のおじさん、電車で床に尻をついてダベってる輩、美容院のお姉さんなど普通の人は、ビデオ出力がどんな部品からなされているのか、知っている方が少数派なのである。

 そんな人がある日、突然パソコンが遅いことに気づく瞬間がある。それは3Dタイプのオンラインゲームだ。携帯電話のモバゲー感覚で、パソコンで無料のオンラインゲームをプレイしようと思ったら、なんかカクカクしてゲームにならない。「家電量販店で最新と言われて買ったのに、どうして!?」なんて相談はあちこちの掲示板で目にする(もっとも、5年前の製品を最新と思ってる人も案外多かったりするけれど)。
 そこで初めて「ビデオカード」なる存在を雑誌や本誌のようなウェブ媒体、あるいは掲示板などで知ることになる。

PCパーツショップにズラリと並ぶビデオカード。いったいどれを買ったら?

 で、ビデオカードを交換しよう! と、いざ店頭に行ってみると、下は5000円から、上は5万円と非常に幅広いラインナップに戸惑うわけだ。だったら安いのでいいやと、「GeForce 9400 GT」とか「Radeon HD 4550」を買い、意気揚々とパソコンを開け、差そうと思ったら、コネクタが合わず差せなかった、あるいは差せたけどPCケースのフタが閉まらなかった、動いたけど遅かったという、3大ガックリが待っていたりする。
 長かったが、ここからが本題だ。

(次ページへ続く)

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