今回特集するデジタルカメラメーカー各社の一部には、事前に以下のようなアンケートを送った。そのうち回答が寄せられたものについて紹介する。
- 一眼レフタイプ以外で、この夏一番売れたデジタルカメラはどのモデルですか?
- その理由としては何が考えられますか?
- 次に挙げる秋の行楽・イベントの撮影シチュエーションにおいて、御社製品の 中で最もお勧めな1台をお教えください。
- (A) 離れた場所から子供を写す“運動会”(屋外で遠距離、すばやく動く被写体を写す場合)
- (B) 舞台で演技する子供の晴れ姿を写す“文化祭”(比較的暗い室内で遠距離、フラッシュ撮影が必要な場合)
- (C) 紅葉狩りやぶどう/なし狩りを楽しみながら“行楽地でのポートレート”(屋外で遠距離から近距離までさまざまなシチュエーション、荷物にならないサイズや重さで、撮影結果をその場で楽しみたい場合)
●キヤノン
- 『IXY DIGITAL 55』です。
- コンパクトでスタイリッシュながらも高画質であるため。
- (A)
- 『PowerShot S2 IS』です。光学12倍ズームレンズ+手ブレ補正付きだからです。
- (B)
- 『PowerShot S2 IS』+“ハイパワーフラッシュ”『HF-DC1』(別売)。遠方の舞台などは内蔵のフラッシュだと光量が足りない可能性があるので。HF-DC1ならガイドナンバー(光量を示す数値、大きいほど強い)が18ですから、より遠くまで光が届きます。
- (C)
- 『IXY DIGITAL 700』(今月1日発売予定)、あるいは『IXY DIGITAL 60』(今月16日発売予定)。やっぱり、旅行なら小型軽量の“IXY”です。さらに広視野角の2.5型液晶モニター搭載なので、みんなで撮影画像を楽しみことができます。
キヤノン、710万画素CCDを搭載したコンパクトデジタルカメラ『IXY DIGITAL 600』『IXY DIGITAL 55』など4機種を発表 |
- 製品名
- IXY DIGITAL 55
- 撮像素子
- 有効約500万画素CCD(1/2.5インチ)
- レンズ(35mmフィルムカメラ換算時)
- 3倍ズーム(35~105mm相当)、F2.8-4.9
- 手ブレ補正
- なし
- 最大記録画素数
- 2592×1944ドット
- 記録メディア
- SDメモリーカード
- 撮影可能枚数(液晶オン時)
- 約150枚
- サイズ/重量
- 幅86.0×奥行き20.7(最薄部19.5)×高さ53.0mm/約130g(本体のみ)
- 価格
- オープンプライス
●松下電器産業
- スタイリッシュコンパクトカメラ『DMC-FX8』になります。
- コンパクトは高画質でスリムなボディ、大型液晶が求めれていますが、それに加えて“手ブレ補正ジャイロ”が搭載されていることが評価をいただいています。
- (A)
- 『DMC-FZ30』または『DMC-FZ5』。どちらも400mmを越える高倍率ズーム機能で、運動会で活躍します。FZ5はコンパクトが特徴です。操作も簡単ですのでコンパクト重視、または初心者の方などにおすすめです。
- (B)
- 『DMC-FZ30』または『DMC-FZ5』。理由は上記に同じ。
- (C)
- 『DMC-FX9』または『DMC-LX1』。FX9はコンパクトで大型2.5型液晶モニターで従来モデルの約2倍の画素数ですから、撮影時も再生時もきれいな画像で楽しめます。手ブレ補正ジャイロは撮影時にも威力を発揮します。LX1は広角28mmレンズ、16:9のワイドな写真を楽しんでいただけます。
松下電器産業、光学手ぶれ補正機構搭載のコンパクトデジタルカメラ“LUMIX”『DMC-FX8』を発表 |
- 製品名
- “LUMIX”DMC-FX8
- 撮像素子
- 有効約500万画素CCD(1/2.5インチ)
- レンズ(35mmフィルムカメラ換算時)
- 3倍ズーム(35~105mm相当)、F2.8-5.0
- 手ブレ補正
- 光学式
- 最大記録画素数
- 2560×1920ドット
- 記録メディア
- SDメモリーカード/MMC
- 撮影可能枚数(液晶オン時)
- 約300枚
- サイズ/重量
- 幅94.1×奥行き24.2×高さ50.5mm/約127g(本体のみ)、約155g(メモリーカード/バッテリー込み)
- 価格
- オープンプライス
●ニコン
- 『COOLPIX S1』。
- 人物の顔をきれいに撮れる“フェイスクリア機能”が好評。
“おしゃれ”“シンプル”“上品な”というイメージが受け入れられた。
- (A)
- 『COOLPIX 8800』。光学10倍ズーム・手ぶれ補正機能を搭載。レンズ一体型で、しっかり構えて撮影できる。2.3コマ/秒の連続撮影が可能。
- (B)
- 『COOLPIX P1』(今月23日発売予定)。特別な高感度設定のカメラではありませんが、握りやすいグリップ形状で手ぶれにしくい。
- (C)
- 『COOLPIX S3』(今月23日発売予定)。薄型ボディで持ち運びに便利。人物の顔に自動的にピントを合わせてくれる“顔認識AF”を含む“フェイスクリア機能”を搭載。
ニコン、厚さ19.7mmの510万画素デジタルカメラ『COOLPIX S1』を発売 |
- 製品名
- COOLPIX S1(ニコンデジタルカメラS1)
- 撮像素子
- 有効約510万画素CCD(1/2.5インチ)
- レンズ(35mmフィルムカメラ換算時)
- 3倍ズーム(35~105mm相当)、F3.0-5.4
- 手ブレ補正
- なし
- 最大記録画素数
- 2592×1944ドット
- 記録メディア
- 内蔵メモリー(12MB)+SDメモリーカード
- 撮影可能枚数(液晶オン時)
- 約200枚
- サイズ/重量
- 幅89.9×奥行き19.7×高さ57.5mm/約118g(本体のみ)
- 価格
- オープンプライス