「1枚企画書」の構図
――2つのフェーズ
「1枚企画書」は取り組もうとしている企画によって、紙面上での形は変わってくるが、基本形というものがある。
紙面の構図を大きく2つに分けるのが「フェーズ1」「フェーズ2」であるが、それぞれのパートで何について語るべきかを理解していれば、誰でも論理的かつ見栄えのいい企画書が作成できる。
- 「客観」的な「事実」に「判断」を下す(フェーズ1)
- コンセプトが明確だとアイデアがつぎつぎ生まれる
- 「概念」を「具体」化して「実現」する(フェーズ2)
1. フェーズ1は理由説明
「フェーズ1」「フェーズ2」の紙面展開を実際の企画書内の役割から見ると以下のようになります。
- フェーズ1……WHY(なぜそれを企画するに至ったのか)
- フェーズ2……WHAT&HOW(何をどのように行なうべきか)
フェーズ1は、Scene→Viewという「シーン」を「眺め見る」局面です。「現象」を認識し、「客観」的に見つめ、それに対して「判断」を下す場面と言い換えることができます。
さらにかみ砕いて言うと、データを分析することで、「現象」から不確かな要素を取り除き、出てきた「客観」的な「事実」のみに対して、自らの「判断」を下す局面である、ということができます。
(次ページ、「フェーズ2は『答え』の本体」に続く)
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