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パワポで極める「ビジネス極意」第4回

プッシュ型提案書で通せ――「1枚企画書」パターン実例3題

2009年03月23日 06時00分更新

文● 竹島愼一郎

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パワポで極める1枚企画書

 本連載では、竹島愼一郎氏が提唱するインパクト抜群の「1枚企画書」をPowerPointで作る手順を全5回で紹介します。社会人になったらWordやExcelだけでなくPowerPointも使いこなせなくては、社内や取引先でのプレゼンに勝ち抜けません。しかし、ただ単に企画書をPowerPointで再現しただけでは、印象に残るプレゼンにはほど遠く、居眠りを誘う会議になってしまうことでしょう。

 前回から、「1枚企画書」の実例をパターン別に紹介しています。ここでは「提案型企画書」を1枚にまとめる方法を紹介します。複数の見解や具体案を入れてもゴチャゴチャせず、すっきり読める企画書作りをマスターしてください。


本記事は「ビジネス極意シリーズ パワポで極める1枚企画書」から一部抜粋し、編集・再構成したものです。


プッシュ提案書 No.1
P(問題)+S(解決)=問題解決型

潜在ニーズの掘り起こしから生まれた
飽和市場の新商品企画書

 飽和市場に製品を投入するとき、潜在的なニーズは何かを調査して、別角度からの提案はできないかと考えてみる。

 ここではそれまでデジカメを購入していなかった中高年の銀塩からの買い替え需要に見込みがあるとして、ライフスタイルから発想した新型カメラの提案をしている。これを潜在ニーズ掘り起こし型の企画書という。


企画の特徴

現状分析とその対策を示す
S→V→I→C→Eの流れで、市場の客観的な情況分析と見解、それに対する具体案を図解コンセプトを含めて示す

 スペック競争がひととおり終わったデジカメ市場は飽和状態にあり、これからどのような製品で差別化していくかが課題となっています。

 そこで出てきたのは、これまで銀塩カメラを愛好してきた中高年の人たちの買い替え需要に応えるものを投入しようという案です。

 左上の飽和状態の市場がS(情況)で、その下の「ニーズの掘り起こし」がV(見解)です。後者もS(情況)の説明ですが、課題を解決するものとして列挙したので判断の要素を含んでいます。

 SVのタイプは《B(背景)+T(課題)=課題提起型》のように見えますが、売れない現状を打破することを目指したものなので、《P(問題)+S(解決)=問題解決型》です。

 新しいニーズに沿った「形態」とそれに必要な「技術」、それに概要がわかるよう描いた中央のイラストがI(具体案)です。C(中核概念)であるコンセプトワードの「Modern-Classic」が最後に回ったのは、「訴求」というE(評価)といっしょに見せるためです。


完成企画書

潜在ニーズ掘り起こし型の新商品企画書 潜在ニーズ掘り起こし型の新商品企画書の完成図

 (次ページ、「この企画書の『見せ方のポイント』&描画ツールで『カメラ』をリアルに描く」に続く)

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