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Atomで検証! 小型PCの実用性 第3回

Atomを極限まで活用! 静音性を活かした地デジPCとして使う

2008年08月27日 23時48分更新

文● 山田 広樹

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地デジ起動! おぉ……

 ハートどきどきで地デジ視聴ソフト「PCastTV for 地デジ」を起動。……ぬぅ。起動に30秒近くもかかる。イヤな予感。“起動中”の表示がもどかしい。
 しかし、次の瞬間! 出ました!! 地デジの画面が出ましたよ!! しかもちゃんとコマ落ちなしで映ってる。ヨシ! イケるぞAtom。録画もできる。EPGも使える。データ放送も見られる。タイムシフト再生だってイケるぞぉ!!
 しかし、問題はCPU使用率だ。タスクマネージャを開くと……。これも低い! すごい。すごいぞAtom! インテルの技術力はぁぁぁぁ(都合により以下略)。

地デジ視聴

地デジが映っている。感動というか、ホッとしました。しかも注目はタスクマネージャのCPU使用率。想像以上に低い!(※編集部注:TV画面ウィンドウはスクリーンキャプチャーできないため、写真はハメコミによる再現になります)

しかし、ナニかがおかしい!

 確かに地デジは映っている。CPU使用率も低い。いや、低すぎるほどだ。それになんだか映像もぼんやりしているような気が。おかしいな、なんだかDVDを全画面表示しているような感じがする。ぬぅ、まさかと思って「PCastTV for 地デジ」の設定を確認してみる。おっと、映像設定が“SP”つまり、DVD並みになっている。どうりでCPU使用率が低いし、映像もぼんやりしているハズですよ。

画質を再設定

PCastTV for 地デジ 設定画面

PCastTV for 地デジ 設定画面

TV視聴ウィンドーの設定ボタンを押し、「TVの設定」→「TV プロファイル」でアクセス

 「PCastTV for 地デジ」のデフォルト設定で、画質が落とされていたとはいえ、このままではワタクシは詭弁家となってしまう。TV プロファイルの設定を“DP”に変更。地デジのハイビジョンをAtomで再生だ!  おおっ。意外と、いや、ちゃんとハイビジョンで観られるではないか! 確かにスポーツ中継などでは、カメラの大きなパンでコマ落ちが発生するが、情報番組などはほとんどのシーンでコマ落ちを感じない。これはちゃんと観られた、と言って(ある程度は)問題ないのではないですか。
 しかし、TV視聴中のCPU使用率は激増。視聴中は90パーセント前後にグラフがビッタリ張り付いて下がらない。これでは“ながら視聴”はムリ。とはいえ、レコーダーとしてはいちおうは使用できる。よかった。まあ、首の皮一枚でつながったも同然だが。まだワタクシにも、カゴの中の腐ったリンゴとしての価値が……<やっぱりトリューニヒト ネタですか

ハイビジョンもイケる!

ハイビジョンをそのまま表示するDPモードでも、一部を除いてコマ落ちなく表示できた。ただ、CPU使用率の高さは日常的に、しかも長時間使用するアプリとしては高すぎると言ってもいい(※編集部注:TV画面ウィンドウはスクリーンキャプチャーできないため、写真はハメコミによる再現になります)

(次ページへ続く)

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