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松村太郎の「ケータイが語る、ミクロな魅力」 ― 第7回

ドルビーがケータイにやってきた「SH905i」

2007年11月30日 09時00分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

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SH905i
【今週の1枚】 ケータイ向け音響技術「ドルビーモバイル」を搭載した「SH905i」。音も振動も発生しない静電パッド式インターフェイス「タッチクルーザー」を搭載するところにも、音をキレイに聴かせるこだわりが感じ取れる

 今回は音のお話。ものは試しに、ということでやったことはあったけれど、僕はケータイで音楽を聴くというスタイルにはどうも乗り切れていなかった。けれども、そんな考えもそろそろ見直した方がいいかもしれない。

 僕は仕事としてCDの選曲もやっているのだが、音を聞く環境についてはちょっとした葛藤があった。

 音楽をいい音で聴きたい。映画だってサラウンドの迫力で観たいし、コンピューターで音楽の管理も簡単にしたい。電化製品を買うときにありがちな、取捨選択を迫られていたのである。

 音源はデジタルが多かったので、色々考えた結果、シンプルにデジタルAVアンプと5.1chのスピーカーシステムで音楽も映画も鳴らしている。どちらかというと硬めの音が好きなので気に入っている。

 とはいえ、どんなモノを選ぶかで、オーディオ好きの先輩からは「ふーん、なるほどねー」なんて言われる。何を考えてそれを選んだのか、どんなこだわりがあったのか、先輩氏には手を取るように分かるのだろう。奥が深い世界ならではの「上には上がいる感」とでも言うべきか。



「ケータイでも音楽を楽しめるよ」


N904i
「N904i」

 ところで、先日サークルの友人たちで旅行に行ってきた。10人ぐらいで机を囲みながら夜な夜な話し込むときには、音楽は欠かせない。僕は普段からCDをジャケ買いしてiPodで音楽を持ち歩いて聴いているため、スピーカーがなければ聴くことができない。

 そんなときに、ステキ女子が取り出したのはケータイであった。ピンクの「N904i」を開いて机の上に置き、そこからは洋楽のポップスが鳴り出したのである。どこかのカフェのBGMのように、適度な音量とちょっと低音が抜けたサウンドが、会話を弾ませる空間を作りだしていた。

 「別にパソコンにアレルギーがあるワケじゃないけれど、ケータイだけで音楽落とせるし、ヘッドホンで聴くとちゃんと聞こえるから、結構楽しめるよ」との解説である。iPod以上に音楽を持ち歩いて、好きなように楽しむという世界観が、すでにケータイででき上がっている点にちょっと驚いたわけだ。

 ちなみにiPodとイヤホンしかなければ、湯飲み茶碗を2つ用意しましょう。その中にイヤホンを入れると、ちょっとは大きな音になります。


(次ページに続く)

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