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松村太郎の「ケータイが語る、ミクロな魅力」 ― 第8回

VIERAが変える「ケータイでテレビなんて」の不満「P905i」

2007年12月07日 19時00分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

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P905i
【今週の1枚】 縦横の両方向にディスプレーを開ける「Wオープンスタイル」を採用したVIERAケータイ「P905i」。手に持っても、机の置いても、快適な視聴環境が得られる

 前回は「ケータイで音楽なんて」というネガティブな話を打ち消すような、音にこだわった端末をご紹介した。今回はテレビだ。「ケータイでテレビなんて」と思っている人たちに向けたメッセージを強烈に発しているのが、ドコモのVIERAケータイ「P905i」である。



実際に使って感じた、3つの不満


 あなたはワンセグでテレビを見たことがあるだろうか?

 「自宅に大きな薄型テレビがあるから、わざわざあの小さな画面で見ることもない」と今までのテレビの視聴スタイルを続けていると、ワンセグケータイが活躍する場面がまったく浮かばないかもしれない。しかし、時代は少しずつ変化している。

 先日、深夜に横浜から渋谷に向けて、東急東横線で帰ってきた。この路線は、ときどき新しいメディアについて考えるときに乗るようにしている。その東横線で以前、驚いたのは、違う帽子やランドセルを身につけた小学生同士が、「ニンテンドーDS」の無線対戦をしていたことだった。

 僕の小学生時代といえば、他校の小学生とは話したこともなかった。共通言語としてのゲームソフトは「ドラクエ」シリーズや「スパルタンX」、「桃鉄」(桃太郎電鉄)など多数存在していたのだが、だからといって他校の小学生と一緒にプレーをするどころか、話すにも至らないのだから、世の中変わったな、と驚いてしまう。

 そんな気付かされることが多い東横線の夜の上り電車にて見た風景は、男女問わず、ケータイでワンセグを楽しむ人たちだった。一家に一台ではなく、出先で一人一台テレビを持つ時代に、すでになりつつあるのである。

 かくして自分も電車の中でワンセグを見始めたのだが、しばらくすると3つの点が気になってきた。画質が悪い点、バッテリー駆動時間が心配な点、そして上手い視聴スタイルになかなか落ち着かない点である。


(次ページに続く)

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