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松村太郎の「ケータイが語る、ミクロな魅力」 ― 第2回

紳士淑女もレッツ・スイング「F904i」

2007年10月25日 09時30分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

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F904i champagne
【今週の1枚】 キレイなキレイなF904iの「champagne」カラー。ヘアライン加工とラメラメのコンビネーションは、グラスに注がれたシャンパンそのものだ

 僕が今まで見てきたケータイのなかで、「こいつはすごい」と初めて感じたのは、1999年発売の「F501i HYPER」だったと思う。F501iは松永真理さんが「i-mode」という新サービスをアナウンスした脇で、そのi-mode初号機としてお披露目された。

 それまでのケータイやPHSといえば、色の付いたプラスティックにモノクロの小さな画面が付いていて、どれもそこまで変わり映えしなかった。

 ところがF501iはちょっと違った。表面は透明なプラスティックの部材で、ボタンも同じく透明。このボタンがオレンジに光ると、端末全体がぼんやりとイルミネーションされる。ディスプレイのバックライトもオレンジで、これがまたキレイだった。

 新しいサービスとともにミライ感、モノとしてのキレイさなどが押し寄せてくる。そんな感覚からケータイへの興味が一気に沸騰し、以後、この分野を追うこととなるきっかけを作った大切な1台である。

F501i HYPER
「F501i HYPER」。僕が初めてケータイで「コレはすごい」と感じた端末だと思う。当時は折りたたみが欲しくてN501iにしてましたが


「富士通ミラクル」を受け継ぐF904i


 富士通(株)製の端末は「デザイナーズケータイ」なんていう触れ込みが付いていなくても、こういうミラクルを作り出すから面白い。今思い返せば、エグゼクティブ感あふれるmova端末「F203 HYPER」のゴールドなんかも、コンパクトかつ流線を描くメタルっぽいボディ、そこに象眼のようなゴムのボタンで、なかなか味わい深いものがあった。

 前置きが長くなって忘れそうになっていたけれど、今週はそんな富士通が作るDoCoMo「F904i」がテーマだ。これもまた、「富士通ミラクル」が顕著に現われた端末である。


(次ページに続く)

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