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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第26回

川原はニャンとも心地いい――多摩川上流のネコ

2007年10月31日 00時00分更新

文● 猫写真家 荻窪圭

意外と人慣れしている川原の猫


川を背にした猫
川をバックに撮ってみました。なぜかしっぽが茶色(2005年7月撮影 カシオ「EXILIM ZOOM EX-Z57」)

 川原の猫らしく川も背景に。巨大な多摩川も、このくらい上流へ行くと自然な姿が多く残っていて、空気も山のそれに近くなってくる。そんなところで見る猫は野性味があってキリっとしてる。多摩川くらいの大きな川になると、川原も草むらも広く、人影も少ないので、猫もわが物顔。

土手上の猫意外に人慣れしていて、近くで撮らせてくれた土手上の猫(2007年8月撮影 リコー「Caplio GX100」)

 羽村取水堰から立川あたりに下ってくると、人に飼われてる(あるいは餌付けされてる)猫が増えてくる。

 これは中央線高架近くで出会った猫。心なしか顔が丸い。ローアングルで撮ったんだけど、実は土手の上にいる猫を土手の斜面から見上げるように撮ったので、撮る方としてはけっこう楽をしてる。緑を背景に白い猫を撮るとコントラストがはっきりしていいね。撮ったときは気付かなかったけど、後ろに小さく別の猫が写ってました。

やぶの中の猫
人なつっこいが人影に反応してすぐやぶに隠れる猫。やぶは暗くてぶれやすいため気をつけて撮るべし(2007年8月撮影 リコー「Caplio GX100」)

 最後は多摩モノレール近くのやぶの中。すぐ脇がちょっとした広場兼サイクリングロードになっていて、そこを人が通るたびにこうしてピクッと反応するけど、にこやかに近付いていくと逃げずに遊んでくれる。

 やたら人に馴れていると思ったら、近くをふらふら歩いてたホームレスのおじさんが「この辺の猫はホームレスが世話をしてるんだよ」と教えてくれた。彼は「今度生活保護の申請が通りそうなので、そうなったらホームレスを脱却できる」と、うれしそうに語っていたがどうなったのだろう。


筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪さん

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は11月7日掲載予定

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