ヒトゴヨンゴ(15:45)作戦変更
出てきたラーメンに目を丸くする一同。デフォルトで焼豚(チャーシュー)にメンマ、ネギ、野菜がトッピングされており、一見するとインスタントラーメンとは思えない見栄えだ。しかし、所詮は即席麺。「調理という名の“化けの皮”もすぐにはがれるはず」と軽く見たのが甘かった……。
「なんじゃこりゃー!?」
食べてわれわれは驚愕した。美味である。自分で作るより明らかにうまい! 下手なラーメン屋で食うよりうまい!
そうまぎれもなくこれは、「お口の集中砲火」なのである。
アニキ、貴様に脱帽だ!
われわれのベタなリアクションを尻目に、店員は黙々と別の客から受けたオーダーをさばき続ける。
スープと麺を別々に調理するのはもとより、細かく刻んだネギや炒め物の野菜など、インスタントとは思えない手間がかけられている。何よりも絶品なのが、店長直々に調理しているという“自家製のチャーシュー”である。
店長の古谷氏は言う。
並んでいる日本各地(一部世界)から取り寄せられたラーメンも、インターネットなどの情報を参考に独自に取り寄せたものであるという。
「インスタントラーメンは“男の戦闘食”。3分で作って1分で喰らうのだ!」などと思ってた自分が少々恥ずかしい。インスタントであっても、手間をかけることで、“豪華なディナー”としておいしく食べられるのがよーく分かった。
作戦報告書
Akiba Noodle さくら
- 住所:東京都千代田区外神田3-15-6-2F
- 電話:03-3256-1757
- 営業時間:11:00~22:00
- 定休日:なし
- 価格帯:190円、280円、340円、380円の4種類(調理代込み)。調理せず、持ち帰る場合はこれより安価となる
圧巻の品揃えを見るだけでも十分楽しめる。アキバに行く際はぜひ一度立ち寄ってみることをお勧めする。