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週替わりギークス 第82回

ウイスキーをドライアイスにかけて吸うと大変なことになる

2018年07月24日 17時00分更新

文● 五十嵐美樹

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※本実験はアルコールの摂取方法として推奨するものではなく、同じように実験したことによって生じた不具合、トラブル、損害に関しては一切責任を負いません。実験する場合は、すべて自己責任で実施してください。

 今回のテーマは、「ドライアイス」です。保冷剤などで見かける人も多いかとは思いますが、夏真っ盛り! ということで今回は身も心もひんやりするような実験にチャレンジしてみたいと思います。

 ドライアイスにお酒をかけるとなんと! お酒が気体になり、新しい飲み方が体験できるというのです。少し怖そうな実験ですが、果たしてどのような実験結果が出るのでしょうか? お酒をドライアイスにかけて気化して飲むと一体どんな感覚になるのか、実験してみたいと思います。

お酒を気体にして香りを楽しむ

 ほとんどの化合物と元素は、温度変化により固体、液体、気体の三態間を相転移する性質を持ちます。しかし、一部の化合物と元素は一定の圧力下において、固体と気体間を直接に相転移します。

 ドライアイスは、その化合物のひとつです。常温常圧下では、温度変化が起きると液体とならず昇華して直接気体の二酸化炭素になります。

 ドライアイスの固体を常温のところに置いたままにすると、液体の状態にはならずにいつの間にかなくなっていくのもそのためです。

 この性質を利用し、ドライアイスにお酒をかけて温度を上昇させることで気体にし、それを吸うことでお酒の香りを楽しめるのではないかというのです。

 海外では、実際に試した人がいるようです。イギリスのデイリーメール紙の記事では、テキサスに住むブロデリック・アレンさんがお酒を飲む代わりに、お酒を気化して吸って80ポンド(約35キロ)のダイエットに成功したと書いてありました。

 お酒を飲めば太るけれど、吸えばその分カロリーが抑えられるという発想でしょうか。美味しいのであれば一石二鳥ですが、果たしてお味はどうなのかが気になります。

 早速実験するために、ドライアイスを調達しました。スーパーでアイスや冷凍食品を買うとついてくる場合もありますが、製氷店などで購入することも可能です。

 今回は、このドライアイスを使って、お酒を気化して飲む実験をしてみたいと思います!

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