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見られたくないデータは死んでも隠し通したい! 古田雄介の「恥よ! 墓へ!」 ― 第9回

死後、Googleアカウントのデータを人目に触れさせたくない!! どうする!?

2017年02月19日 17時00分更新

文● 古田雄介

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デジタル遺品が解析される
死後の3つのタイミング

 自分が死んだ後、残ったデジタル遺品が家族にいつ触れられるのか考えてみましょう。

 最初のタイミングは死の直後ということが多いと思います。葬儀に呼ぶ人に見当をつけるべくスマホに残った通話履歴やメールを調べるのはよくあることですし、最近はデジタル資産のなかから遺影に使う写真を探すことも珍しくありません。ある程度ITに詳しい家族なら、この時点でネット口座や定額契約のサービスを存在も調べるはずです。ただ、なにぶん立て込んでいるので、喫緊でないものはひとまず後回しにされます。

 次のタイミングは葬式や社会保険などの手続きがひと通り終わった死後半月程度から、多くの人が相続関連の処理を済ませる3ヵ月後までの期間です。この時期の家族は落ち着いて個別の遺品に相対できますし、相続関連で真剣に向き合う強制力も作用するので、本人としては恥を守るうえでもっともタフな戦いになると思われます。

 この時期を抜けると、家族の調査熱も冷めて、そうはアクセスされなくなるのが一般的です。ただ、その後も「恥データ」が存在し続ける限り、発覚リスクはなくなりません。自身の誕生日や命日、親族が集まるお盆や正月など、「ちょっと触れてみようか」という気持ちを喚起させる日は延々と巡ってきます。また、自分レベルでITに精通した親族やその友人が助っ人として現れることもあるかもしれません。スキルとやさしさの度合いは必ずしも一致しないので、その人が「こんなのあったよ!」と大声をあげながら再生ボタンや全画面ボタンを押すタイプとも限らないのです。

 そんなリーチの届きにくい第三のタイミングの対処にうってつけなのが、Googleの「アカウント無効化管理ツール」です。

今週のポイント

Google アカウント無効化管理ツール

 一定期間ログインがないGoogleアカウントの処理方法を自ら設定できるツール。アカウントを抹消したり、Gmailなどのデータを特定の誰かに託すように組むこともできる。

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