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見られたくないデータは死んでも隠し通したい! 古田雄介の「恥よ! 墓へ!」 第4回

死後削除ソフトを完璧に使いこなすために把握すべきこと

2017年01月15日 17時00分更新

文● 古田雄介

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死後削除ソフトという必殺技の発動に必要なこと

 Windowsのフリーソフトには、自分が死んだときに消したいデータだけ消すように設定できる「死後削除ソフト」というカテゴリーが古くからあります。デジタル遺品対策するうえでは無視できない存在で、実際、記事や講演で取り上げるたびに高い関心を集めます。それこそ、恥を墓に持ち込むための必殺技のような感じで期待の目を向けられます。

 確かに、死後削除ソフトは必殺技になり得るポテンシャルを持っています。ですが、すべては使いよう。本気で必殺するには技を繰り出すためのお膳立てが必要ですし、適切なタイミングで確実に発動させるには日頃から精度を高めておかなければなりません。当てずっぽうでやると、初めての格闘ゲームよろしく、画面隅でこちゃこちゃ動いて敵のいない側にビーム的なのを放つみたいなことになってしまいます。恥を晒すか晒さないかを当たれば八卦みたいなものに委ねるのは怖すぎます。

 必殺技を必殺技として繰り出すにはどうすればいいのか。今回から3回にわたって実行力のある筋道を考えていきましょう。

今週のポイント

 Windows 10標準搭載のバックアップ機能。ドキュメントやピクチャ、デスクトップなどのファイルが定期的にコピーされる。そのなかに恥ファイルが含まれることもある。

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