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さとうなおきの「週刊アジュール」 第42回

VMのリージョン間DRがGA

Azure VMに新しいディスクストレージ「Standard SSDディスク」登場

2018年06月18日 12時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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Azure Storage:Azure Portal内のStorage Explorerがパブリックプレビュー

 ストレージサービス「Azure Storage」は、Windows、macOS、Linuxで動作する、Azure Storageにアクセスするためのクライアントツール「Azure Storage Explorer」を提供しています。

 今回、クライアントツールの「Azure Storage Explorer」に加えて、Azure Portal内で動作するStorage Explorerのパブリックプレビューが始まりました。

 詳細は、更新情報「Public preview: Storage Explorer in the Azure portal」をご覧ください。

Azure Portal内のStorage Explorer

Azure Database for PostgreSQL:PostgreSQL 10をサポート

 Azure Database for PostgreSQLは、PostgreSQLベースのリレーショナルデータベースサービスです。

 Azure Database for PostgreSQLで、これまでサポートされていたメジャーバージョン9.5、9.6に加えて、新たに最新のメジャーバージョンである10がサポートされました。現在サポートされているバージョンは、9.5.11、9.6.7、10.3です。

 詳細は、更新情報「PostgreSQL 10.3 released on Azure Database for PostgreSQL」ドキュメント(最新情報は英語ページを参照)をご覧ください。

Azure App Service:デプロイセンターが登場

 Azure App Serviceは、Webアプリ、Web API、モバイルバックエンドをホストするためサービスです。

 Azure App Serviceのデプロイセンターのプレビューが始まりました。Azure Portal内のデプロイセンターは、Azure App Serviceのデプロイに関する設定を行うための、新しいエクスペリエンスです。

 詳細は、ブログポスト「App Service Deployment Center (Preview)」をご覧ください。

Azure App Serviceのデプロイセンター

Azure Search:各種認証を取得

 Azure Searchは、フルテキスト検索サービスです。今回、Azure Searchが、次の認証を取得しました。

  • ISO 27001:2013
  • SOC 2 Type 2
  • GxP (21 CFR Part 11)
  • HIPAA and the HITECH Act
  • HITRUST
  • PCI DSS Level 1
  • Australia IRAP Unclassified

 詳細は、ブログポスト「Azure Search is now certified for several levels of compliance」Microsoft Trust Centerをご覧ください。

Azure Databricks:GPUサポート、Databricks Runtime ML登場

 Azure Databricksは、Apache Sparkベースの分析プラットフォームのサービスです。

 6月4日から6日に米国サンフランシスコで開催された「Spark + AI Summit 2018」で、Azure Databricksが、GPUインスタンス(NCシリーズ、NCv3シリーズ)をサポートしたことが発表されました。

 また、Azure Databricksで、分散型の深層学習のトレーニングをサポートする「Databricks Runtime ML」のプレビュー(ベータ)が利用可能になりました。

 詳細は、ブログポスト「Azure is the best place for analytics」をご覧ください。

Azure SQL Data Warehouse:PolyBaseでのユーザー管理の暗号化キーを使うAzure Storageのサポート

 Azure SQL Data Warehouseは、SQL Serverベースのデータウェアハウス(DWH)サービスです。

 ストレージサービス「Azure Storage」は、保存データの暗号化を行う「Storage Service Encryption」(SSE)機能を提供しています。Storage Service Encryptionでは、Microsoftが暗号化キーの管理を行います。これに加えて、3月に、ユーザー管理の暗号化キーを使うStorage Service EncryptionがGA(一般提供)になっていました

 今回、Azure SQL Data WarehouseのPolyBaseで、ユーザー管理の暗号化キーを使うStorage Service Encryptionが構成されたAzure Storageがサポートされました。

 詳細は、更新情報「SQL Data Warehouse PolyBase support for Azure Storage Encryption using customer-managed keys」をご覧ください。

Azure Data Lake Analytics:VS CodeのBlob Storageサポート

 Azure Data Lake Analyticsは、ビッグデータ分析サービスです。

 Azure Data Lake Analyticsは、比較的少数の巨大ファイル(300MBから4GB程度)の処理に最適化されています。今回、最大200個のファイルをグループ化することで、多数の小さなファイルを効率良く処理する機能がサポートされました。

 また、Hadoop、Sparkでよく使われるファイルフォーマットであるParquet、ORC向けのextractor、outputterがサポートされました。Parquetサポートはパブリックプレビュー、ORCサポートはプライベートプレビューです。

 他にも、多数のアップデートがあります。詳細は、ブログポスト「Process more files than ever and use Parquet with Azure Data Lake Analytics」「Process more files than ever and use Parquet with Azure Data Lake Analytics」(同タイトルですが別内容)、「Azure Data Lake Analytics and U-SQL Spring 2018 Updates: Parquet support, small files, dynamic output, fast file sets, and much more!」リリースノートをご覧ください。

 Azure Data Lake Tools for Visual Studio Codeは、Visual Studio Code向けのAzure Data Lake Analytics拡張機能です。

 今回、Azure Data Lake Tools for Visual Studio Codeが、Azure Blob Storageをサポートしました。

 詳細は、ブログポスト「Azure Data Lake Tools for VSCode supports Azure blob storage integration」をご覧ください。

Azure Data Lake Tools for Visual Studio CodeからのAzure Blob Storageへのアクセス

Azure Cognitive Services:Speech SDKのアップデート

 Azure Cognitive Servicesは、画像認識、音声認識、自然言語処理といった、AIを活用したAPIサービスです。

 5月のBuild 2018カンファレンスで、新しいSpeech Servicesが発表され、プレビューが始まっていました

 Speech Services向けのSDKである「Speech SDK」がアップデートされ、音声入力ストリーム、詳細出力フォーマットがサポートされました。

 詳細は、更新情報「Cognitive Services Speech SDK June 2018 update」リリースノートをご覧ください。

Azure Marketplace:5月前半にリリースされた製品

 Azure Marketplaceは、Azureに対応したサードパーティーのソフトウェアやサービスを探すことができるマーケットプレースです。

 4月後半にリリースされた製品に続いて、Azure Marketplaceで5月前半にリリースされた製品がまとめられています。

 詳細は、ブログポスト「Azure Marketplace new offers: May 1–15」をご覧ください。

 それでは、また来週。

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