リンクやラジオボタン、チェックボックスなどの項目もまとめて結合したい場合
標準機能で結合できるのは、「文字列(1行)」や「レコード作成者」「レコード更新者」など。「DATE_FORMAT」関数を使えば、「数値」「計算」「日時」「日付」「時刻」「レコード作成日時」「レコード更新日時」なども利用できる。また、「ルックアップ」フィールドも結合できるが、コピー元のフィールドがリンクフィールドの場合は参照できない。
もし、リンクやラジオボタン、チェックボックス、ユーザー選択といった項目もまとめて結合したいなら、別途プラグインを利用する必要がある。まずはcybozu developer networkの「文字結合プラグイン」を開き、中程の「パッケージングしたサンプル」にある「text_connect_plugin.zip」をダウンロードする。続けてkintoneのシステム管理画面から「プラグイン」を開いて、読み込んでおく。利用するアプリの設定から、プラグインを追加すればOKだ。
結合方法はフィールドの設定ではなく、プラグインの設定から行なう。結合項目は3つまでで、1結合項目当たり、5つまでのフィールドを結合できる。プルダウンメニューからフィールドを選択するだけなので簡単だ。続いて、「項目間の記号」を選択する。項目の間に任意の記号を追加できるのだ。記号だけでなく、文字や空白でもOK。何も入れないと、フィールド同士が直接結合される。最後に、「結合された文字列を表示する項目」をプルダウンメニューから選び、「保存する」をクリックすれば準備完了だ。
試しに、文字列2つとチェックボックスの項目を指定したところ、きちんと3つとも結合されて指定フィールドに入力された。結合できるフィールドタイプは多岐に渡り、「文字列(1行)」「文字列(複数行)」「数値」「ラジオボタン」「チェックボックス」「複数選択」「ドロップダウン」「日付」「時刻」「日時」「リンク」「ユーザー選択」「組織選択」「グループ選択」「ルックアップ」となる。また、結合された文字列を表示する項目には、「文字列(1行)」に加えて、「リッチエディタ」と「文字列(複数行)」まで利用できる。
この連載の記事
-
第115回
デジタル
ChatGPTをkintoneで使える連携プラグイン「Smart at AI for kintone Powered by GPT」を試してみる -
第114回
デジタル
kintoneのデータを添付ファイルごとエクスポート/インポートしたい -
第113回
デジタル
幕張メッセで「サイボウズデイズ2023」開催! 注目ブースを突撃取材 -
第112回
デジタル
Zoomの録音をkintoneに登録し、ChatGPTに議事録を生成させる連携にチャレンジ -
第111回
デジタル
kintone×kViewerで飲食店の会員向けページを構築してみた -
第110回
デジタル
kintoneのライトコースで全銀データを作成する方法を聞いてみた -
第109回
デジタル
kintone仲間と出会える! 楽しく学べるkintoneコミュニティの歩き方 -
第108回
デジタル
超絶苦手な請求書作成と発送・送信業務をkintoneで半自動処理させてみた -
第107回
デジタル
krewDataで売上管理のCSVからデータを取り込み店舗ごとの予実管理を自動集計する -
第106回
デジタル
IoTエッジデバイス「Gravio」で取得したCO2濃度をkintoneに記録する -
第105回
デジタル
グランプリは相互電業! 愛媛バス、サエラ、RGCのkintone AWARD 2021登壇 - この連載の一覧へ