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柳谷智宣のkintoneマスターへの道 第45回

kintone、姓名や肩書きなどのフィールドを結合する方法

2018年03月16日 11時00分更新

文● 柳谷智宣

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リンクやラジオボタン、チェックボックスなどの項目もまとめて結合したい場合

 標準機能で結合できるのは、「文字列(1行)」や「レコード作成者」「レコード更新者」など。「DATE_FORMAT」関数を使えば、「数値」「計算」「日時」「日付」「時刻」「レコード作成日時」「レコード更新日時」なども利用できる。また、「ルックアップ」フィールドも結合できるが、コピー元のフィールドがリンクフィールドの場合は参照できない。

 もし、リンクやラジオボタン、チェックボックス、ユーザー選択といった項目もまとめて結合したいなら、別途プラグインを利用する必要がある。まずはcybozu developer networkの「文字結合プラグイン」を開き、中程の「パッケージングしたサンプル」にある「text_connect_plugin.zip」をダウンロードする。続けてkintoneのシステム管理画面から「プラグイン」を開いて、読み込んでおく。利用するアプリの設定から、プラグインを追加すればOKだ。

プラグインファイルをダウンロードしたら、kintoneシステム管理から「プラグイン」をクリックする

参照からファイルを選んで「読み込む」をクリックする

ここではチェックボックスを作成してみる

肩書きのチェックボックスを作成。フィールドコードも変更しておく

試しに自動計算欄に「姓&名&役職」と入力してみると、エラーが出てしまう

 結合方法はフィールドの設定ではなく、プラグインの設定から行なう。結合項目は3つまでで、1結合項目当たり、5つまでのフィールドを結合できる。プルダウンメニューからフィールドを選択するだけなので簡単だ。続いて、「項目間の記号」を選択する。項目の間に任意の記号を追加できるのだ。記号だけでなく、文字や空白でもOK。何も入れないと、フィールド同士が直接結合される。最後に、「結合された文字列を表示する項目」をプルダウンメニューから選び、「保存する」をクリックすれば準備完了だ。

 試しに、文字列2つとチェックボックスの項目を指定したところ、きちんと3つとも結合されて指定フィールドに入力された。結合できるフィールドタイプは多岐に渡り、「文字列(1行)」「文字列(複数行)」「数値」「ラジオボタン」「チェックボックス」「複数選択」「ドロップダウン」「日付」「時刻」「日時」「リンク」「ユーザー選択」「組織選択」「グループ選択」「ルックアップ」となる。また、結合された文字列を表示する項目には、「文字列(1行)」に加えて、「リッチエディタ」と「文字列(複数行)」まで利用できる。

アプリの「設定」から「プラグイン」を開く

「設定」を開く

結合する項目や結合した文字列を表示する項目を選択し、画面下の「保存」をクリックする

姓名を入力し、役職にチェックするとすべての文字列を結合できる

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