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Core i3初のK付きモデルのES版と製品版のOC耐性をまとめてチェック

たーのしー!Core i3-7350Kをオーバークロックしたら5GHzで動いたよー

2017年02月10日 11時00分更新

文● ジサトライッペイ

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Core i3シリーズ初のK付きモデル(=倍率ロックフリー)となる「Core i3-7350K」。実売価格は2万4000円前後。2月11日から発売開始。

 どもどもジサトライッペイです。

 ついにKaby Lake-Sこと、デスクトップ版第7世代Coreプロセッサーの秘蔵っ子「Core i3-7350K」(2コア/4スレッド、3.2GHz)が発売します。「待ってました!」と喜ぶ自作erの方、結構多いのではないでしょうか? 価格は2万4000円前後とひとつ上位のモデル「Core i5-7400」(4コア/4スレッド、3GHz、TB最大3.5GHz)の初出価格が2万5000円前後でしたから、CPUクーラーが付属しない点を考えるとやや割高に感じるかもしれません。

 しかーしですよ。Core i3シリーズ初のK付きということで、Core i3-7350KにはCore i5-7400がひっくり返ってもなしえない大幅なオーバークロック(OC)が期待できるのです。OCの具合によっては、ひょっとするとひょっとするかもしれません。その“夢”の代償だと思えば、安いものです。そう、我々はCPUを買うのではありません。夢を、買うのです。Devil's Canyon(Core i5-4690K、Core i7-4790K)とPentium 20th Anniversary Edition(Pentium G3258)以来のワクワク感。たっぷりOCカルチャーを楽しみたいところです。

 さて、前置きが長くなりましたが今回はCore i3-7350KのES版と製品版をそれぞれひとつずつ入手できましたので、早速OC耐性をチェックしていこうと思います。と、その前にこれからOCを始める方もいらっしゃると思うので、玄人の方には言わずもがなだとは思いますが一応おことわりを入れておきます。

【注意】オーバークロック(OC)はメーカー保証外の行為です。
最悪、壊れる可能性がございますので、自己責任で行ないましょう。

ES版と製品版を用意してOC耐性テストを敢行!

 ではまず、今回の検証環境をご紹介します。

★検証環境
CPU:Intel「Core i3-7350K」(ES版)、Intel「Core i3-7350K」(製品版)
CPUクーラー:Intel「TS15A」
マザーボード:ASUS「ROG MAXIMUS IX HERO」(Intel Z270)
メモリー:Crucial「Ballistix Sport BLS2K16G4D240FSC」(DDR4-2400、16GB×2)
ストレージ:Intel「600p Series SSDPEKKW256G7X1」(M.2、256GB SSD)
電源ユニット:Corsair「CX550M」(80PLUS BRONZE、550W)
OS:Windows 10 Home(64bit)

CPUクーラーはIntel純正のTS15A(イッペイ私物)。Core i3-7350KはCPUクーラーが付属しないので別途用意する必要がありますが、あまりに高価なものを買うと「だったら最初からもっと高いCPUを買えばいーじゃん!」という逆転の発想がどうしても浮かんでしまうので、4000円以下のお手頃な価格でとどめておきたかったのです。
右がCore i3-7350KのES版、左が製品版となります。
当然ですが、裏返してみてもキャパシタの位置や向きなどがまったく同じ。

 ではまずはES版からOC耐性を見ていきましょう。ES版はエンジニアサンプリング版のことで、製品版になる前の評価用という意味です。OC耐性の話になると、個体によって低電圧でも高クロック動作できる“当たり”個体の存在が話題にあがります。ES版と製品版では製造された時期が異なることが一般的なので、ES版もしくは製品版どちらに当たりが多いか、なんて話もよくのぼりますね。まあ、1個ずつ検証したぐらいではその割合なんてわからないので、今回のテストは参考程度にとどめておいてください。

 そして、今回のテスト方法は以下のようにしました。

★テスト方法
1)Windows 10上で動くASUSの専用ユーティリティーでOC
2)CPUの動作倍率を全コア一括設定で上げる
3)Windows 10が落ちなければそのままベンチマークへ
4)ベンチマークはCINEBENCH R15のマルチスレッドが通ればOK
5)通らなければ、Vcore電圧を上げて再トライ

 常用OCを考えるのであれば、「OCCT」や「Prime95」などの高負荷ソフトをまわして1時間ぐらいCPU温度などの様子を見るので一般的ですが、今回はOC耐性チェックを主眼としたので上記フローにしました。ちなみに、ASUS専用ユーティリティー「Ai Suite 3」は自動OC機能(5-Way Optimization)も使ってみたのですが、ピーキーな設定にされてしまうのか、はたまたTS15Aだと冷却力が足らないためか、一発で動作が不安定になりWindows 10を修復するはめになりました。使う場合は、それなりのCPUクーラーを用意しましょう。

 なお、テストではきちんとCPUが頑張っているか観測するためにタスクマネージャーと、CPUパッケージ温度などを確認するモニターソフト「HWiNFO64」を立ち上げている状態で行ないました。

定格4.2GHzでCINEBENCH R15をテスト。マルチスレッドスコアーは430cb台で、CPUのパッケージ温度は最大で54℃まで上昇。

 定格4.2GHzだとマルチスレッドスコアーはだいたい430cb台で、シングルスコアーは160cb台でした。検証環境は異なるのですが、以前ベンチマークしたCore i5-7400はマルチスレッドが546cb、シングルスレッドが149cbだったので、100cb以上の差を付けられてマルチスレッドで大敗するという順当な結果に。シングルスレッドでは一応勝ってますが、これは定格4.2GHzの強みでしょう。ちなみにシステム全体の消費電力は最大60W程度でした。OCはある一定の段階でCPUの電圧を上げるフェーズに入るのですが、電圧を上げれば当然そのぶん消費電力も上がりますのでここもこのあとどうなるかチェックしていきます。

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