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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第142回

isaiにAQUOS、5.5型以上のスマホの速度を比較する!

2015年10月05日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII.jp

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 5.5~5.7型という大画面の夏スマホを比較しているスマホ定点観測。秋冬モデルの発売も迫っているが、スペック的には大きな差は無く、もし価格が安くなるなら狙い目だ。今回はスピードチェック。いつものテストだけでなく、要望が多かったベンチマークアプリの比較も追加。スペックだけでは分からない実力を探ってみよう!

AQUOS ZETA

isai vidid

AQUOS Xx

スーパーカケホで安かったisai vivid
AQUOSの2機種はスペックなら互角……なのか?

 比較しているのはドコモ「AQUOS ZETA SH-03G」(5.5型)、au「isai vivid LGV32」(5.5型)、ソフトバンク「AQUOS Xx」(5.7型)。大画面の割に見た目はスマートという3機種で、主なスペックと機能は以下のとおりとなる。

  ドコモ
「AQUOS ZETA
SH-03G」
au
「isai vivid
LGV32」
ソフトバンク
「AQUOS Xx」
メーカー シャープ LG シャープ
本体サイズ 約76×141×8.3mm 約76×150×10.3mm 約79×146×8.7mm
重量 約150g 約150g 約168g
画面サイズ 5.5型 5.5型 5.7型
画面解像度 1080×1920ドット 1440×2560ドット 1080×1920ドット
OS Android 5.0.2 Android 5.1 Android 5.0.2
CPU オクタコア
2.0GHz+1.5GHz
ヘキサコア
2.1GHz×2
+1.4GHz×4
オクタコア
2.0GHz+1.5GHz
ROM/RAM 32GB/3GB 32GB/3GB 32GB/3GB
メモリーカード microSDXC(128GB) microSDXC(128GB) microSDXC(128GB)
下り最大通信速度 225Mbps 225Mbps 187.5Mbps
4G対応周波数帯 2GHz、1.7GHz、
1.5GHz、800MHz、
700MHz
2GHz、1.7GHz、
800MHz、700MHz、
2.5GHz(WiMAX 2+)
2GHz、1.7GHz、
900MHz、2.5GHz(AXGP)
キャリアアグリゲーション
VoLTE
連続通話時間 1230分 1300分 1300分
無線LAN IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
テザリング
カメラ画素数 1310万画素 1600万画素 1310万画素
インカメラ 210万画素 210万画素 210万画素
防水/防塵 IPX5/IPX7/
×
IPX5/IPX7/
IP6X
IPX5/IPX7/
×
ワンセグ連続視聴 8時間10分 5時間50分 9時間
フルセグ連続視聴 6時間 5時間10分 6時間
FeliCa
赤外線通信 × × ×
NFC
Bluetooth 4.1 4.1 4.1
MHL(HDMI) × × ×
Miracast
SIM形状 nanoSIM nanoSIM nanoSIM
バッテリー容量 3000mAh 3000mAh 3000mAh
Qi × × ×
カラバリ Red、Black、White シャンパン、ホワイト、ブラック アンバーブラック、ホワイト、レッド

 このスペックと料金比較でisai vividをまず1勝としている。3機種とも主要キャリアの端末ということでスペックが高く、どれを勝ちとしても良かったが、料金では新たに始まったスーパーカケホが安価なこともあって、isai vividがまず1勝となっている。

 今回からはスペックだけならほぼ互角に見える3機種をさまざまなな角度から比較していく。まずは新たに加えたベンチマークアプリ2本によるテストから。

isai vividのスコア強し!
グラフィックならAQUOS Xxにお任せ!?

 ベンチマークテストはAndroidでは代表的なアプリである「AnTuTu Benchmark」と「3DMark」を使用。それぞれ同時に3回計測し、そのなかから最高値を掲載している。なお3DMarkは「SlingShot」をインストールしたうえで計測した。

 まずはAnTuTuの結果から。

  AQUOS ZETA isai vivid AQUOS Xx
AnTuTu(最高値) 32938 46137 29223

 isai vividの圧勝である。CPUのコア数だけなら6コア(ヘキサコア)と少ないのだが、トータルスコアを含め、UX(マルチタスク/Dalvik)、CPU(整数演算~Single-thread float-point)、RAM、ストレージとデータベースの読み書きといった処理スコアでことごとく、8コア(オクタコア)のSnapdragon 810を搭載するAQUOSの2機種を上回った。

AQUOS ZETA

isai vidid

AQUOS Xx

 唯一の黒星は3Dグラフィックスのスコアで、AQUOS Xxに敗れた。これはisai vividが解像度の高いWQHDのディスプレーを搭載していることが考えられる。

 一方のAQUOS 2機種だけを比較すれば、ほぼAQUOS ZETAのスコアがリードしている。AQUOS Xxは2Dと3Dのグラフィックススコアで勝っただけだ。

 続いては3Dmarkの結果。

  AQUOS ZETA isai vivid AQUOS Xx
3Dmark(最高値) 743 509 896

 3DmarkはグラフィックスとCPU(Physics)のスコアを示している。これはトータルスコアでAQUOS Xxの勝ち。グラフィックのテスト項目でも3機種中1位だ。

AQUOS ZETA

isai vidid

AQUOS Xx

 逆にグラフィックスのスコアは悪いものの、CPU関連のテストではisai vividの勝ち。もともと3Dmarkはグラフィックスの処理能力を測ることで定評のあるベンチマークということもあって、AQUOS Xxの評価が上となっているようだ。AQUOS ZETAは常に2位という展開だった。

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