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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第130回

MVNO向けのAQUOS、VAIO、Xperia 日本ブランドスマホの速度テスト

2015年06月03日 16時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII.jp

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文字入力チェックではAQUOSが
スムーズ過ぎて驚くほどの早さ

 文字入力速度は、引き続きGmailアプリの新規作成画面を使う。以下の同じ文章を予測変換を使わずに全文入力してタイムを競う。

 計測はストップウォッチを使い、3回勝負。片手操作でフリック入力とする。

 入力する文章は以下の内容だ。

「お世話になっております。ライターの小林です。明日の13時にASCII.jpの件、よろしくお願いいたします。」

  AQUOS SH-M01 VAIO Phone Xperia J1 Compact
入力プログラム iWnn IME SH edition Google日本語入力 POBox Plus
最速タイム 35秒22 42秒94 39秒86
平均タイム 40秒20 52秒36 44秒17

 数字以上に圧倒的な差を演じたのが、AQUOSだ。とにかくスムーズ。4.5型の画面で片側に寄るキーボードは、見た目だけなら窮屈である。だが入力してみると、誤入力がまったく無い。フリックミスをしたかな? やや指の位置がずれたかな? と思っても正しく入力されているのは、細かなチューニングがよくできているせいかもしれない。まったくストレスがないという印象だ。タイムも最新のハイスペックスマホと遜色がない。

AQUOS SH-M01

VAIO Phone

Xperia J1 Compact

 2位はXperia J1 Compact。こちらも誤入力が無く、キーボードのサイズもちょうどよい。おそらくこのタイムの差はiWnnとPOBoxの漢字の変換方法やボタン位置といった慣れの部分もあるかもしれない。

 VAIO Phoneは他の2機種と比べ誤入力が多め。5型と画面が大きいため片手操作ではしっかりホールドできない。画面の端には指が届くもののタッチの反応がいまひとつで、またフリック時にこちらが入力したい文字を入力できていないことがある(「い」のつもりが「あ」など)。

 ただ3機種ともこれまでテストした格安スマホと比べ、全体的に成績が良く、スペックの高さを感じる。

起動時間のタイムでは
AQUOSが最速を出す

 続いてスマホ本体の起動時間をチェック。一度電源を落とし、電源ボタンを押したときから、ロック画面が表示されるまでを計測する。こちらも片手操作で3回勝負。今までと同じくストップウォッチでタイムを計る。

  AQUOS SH-M01 VAIO Phone Xperia J1 Compact
最速タイム 24秒69 43秒10 27秒32
平均タイム 30秒34 43秒52 28秒53

 最速はAQUOS。1回だけ38秒というやたら長い起動時間があり、平均タイムが遅くなってしまったが、最短タイムは24秒台。最初にAQUOSとAndroidのロゴが長く表示。次にシャープのロゴ、防水の注意表示、そしてロック画面となる。

 2位はXperia J1 Compact。こちらは安定して28秒前後。最初にソニーとXperiaのロゴ、次にAndroidのロゴ、さらにXperiaではおなじみの波打つアニメーションに防水注意の表示があり、ロック画面へ。

 3位はVAIO Phone。常に40秒以上の起動時間。AndroidのロゴにVAIOのロゴ、そしてVAIOの同じロゴとともにアニメーションが表示され、ロック画面となる。スマホにVAIOのロゴが出たときはちょっとうれしかったのだが。

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