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ThermaltakeがCOMPUTEXで発表予定の新PCケースを公開

2015年04月07日 20時00分更新

文● 北村/ASCII.jp

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 Thermaltakeが、新製品および日本市場における今後の製品戦略に関する発表会を、販売代理店のアスクで行なった。

Thermaltakeのアカウントマネージャー謝郁安(Ian Hsieh)氏が来日。新製品について説明した

 Thermaltakeが2015年第2四半期の啓蒙活動として掲げるのは、自作市場の再活性化、カスタム水冷の一般化、MOD PCの流行の3点だ。冷却メーカーの意地として徹底的に冷却を追求し、そのうえで自作PCは楽しいと誰もが思える環境づくりを目指していくという。その戦略と新製品の詳細を見ていこう。

Coreシリーズと周辺機器の投入で
自作PC市場を再活性化

 Coreシリーズは、冷却を重視したメッシュ構造、ホコリの侵入を防ぐダストフィルター搭載、ケース内部のカズタマイズに優れるフルモジュラーデザイン、ラジエーターが搭載可能な内部構造といったコンセプトを持つPCケース。

 このCoreシリーズと周辺機器の投入で、自作PC市場を再活性化させ、ユーザーの購買意識をパーツの1点購入から複数同時購入へ発展させていくという。

キューブ型PCケース「Core V21」を2台使用した水冷マシン。Coreシリーズはスタックに対応したPCケースなので、縦積みして1台のケースとして使用できるのがウリだ

余裕のある内部スペースにより、自由なパーツレイアウトを実現するハードコアユーザー向けのPCケース「Core X1」。4連ファンの480mmラジエーターを搭載しても、まだ余裕があるその内部空間に驚く

こちら兄弟機の「Core X2」をベースとした作品例。CoreシリーズのPCケースと、カスタム水冷を組み合わせれば、無限大のパーツレイアウトでPCを自作できる

「Core X9 White」に、480mmラジエーター(底面)と360mmラジエーター(天面)の2つを内蔵した鬼冷却仕様。水冷チューブをどう配置するかなど、製作者のセンスが問われる、作り甲斐のあるPCだ

カスタム水冷製品の一般化

 昨年簡易水冷キットの「Water 3.0」シリーズを投入したが、今年は日本国内で本格的なカスタム水冷を一般化させ、夏はThermaltake一色で展開していくという。数々の冷却パーツと組み合わせて、「Thermaltake=冷却のエキスパート」というイメージ定着を、引き続き目指していくつもりだ。

取り付けが簡単なオールインワン水冷ではなく、それぞれのパーツが独立したカスタム水冷「Pacific」シリーズを6月をターゲットに普及させていく

Pacific RL240 water cooling kitを導入したPC。水枕、ラジエーター、タンプ、ポンプがそれぞれ独立した本格水冷だ

日本にもMOD PCブームを!

 MOD PCとは、ユーザーの自由な発想による改造PCのこと。いやゆる痛PCやデコレーションPCが、このMOD PCにあたる。このMOD PCのコンテストなどを開催し、多くの人に自作PCの楽しさを伝えていくとのこと。

MOD PCの作品例として展示されていた、バットマンPC。ミドルタワーケース「Core V51」をベースに、バットマンカーを彷彿とするフロントフェイスに改造。サイドパネルにはバッドマンが彫り込まれている

内部も黒一色。注目は、5インチベイあたりに埋め込まれた液晶ディスプレー。PCの外側ではなく内部に取り付けてあるのがポイント。この手のカスタマイズは自作PCならでは!

→次ページヘ続く 「COMPUTEXで発表予定のPCケースを先行公開!

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