このページの本文へ

秋の風景を撮るのに適したデジカメはコレだ! 第2回

料理を撮るなら……コンデジ or 一眼+マクロレンズ!?

2014年09月10日 17時00分更新

文● 周防克弥

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

本格的に料理をより美しく撮るなら
レンズ交換式+(低価格?)マクロレンズがおススメ

今回は同じカメラで撮りたかったので、ソニーの「α6000」にマウントアダプターを介してレンズを装着。左が30mm、右が100mm

 ここまではコンデジの話だったが、より本格的に料理の写真を撮るなら、レンズ交換式がいい。

 レンズ交換可能なデジイチやミラーレス一眼の場合、標準レンズでもそれなりに近づいて撮れるが、コンデジのようにレンズ前1cmとかまでは近づけないので、アップにしたい場合にはマクロレンズがほしいところ。

 そこでいざ、マクロレンズを購入しようと思っても、意外にも複数のラインナップがあり価格もまちまち。一番安いのを買っても大丈夫なのか、心配になったりすることもあるのではなかろうか。

30mmマクロ「SAL30M28」はAPS-Cサイズ機専用モデル。大きさは標準ズームよりも若干小さめ。35mm判換算で約45mmに相当するので、取りあえずつけておけばなんとかなるレンズだ

30mmマクロ「SAL30M28」はAPS-Cサイズ機専用モデル。大きさは標準ズームよりも若干小さめ。35mm判換算で約45mmに相当するので、取りあえずつけておけばなんとかなるレンズだ

100mmマクロ「SAL100M28」はフルサイズ機にも対応。APS-Cサイズのカメラに付けると35mm判換算で約150mmの中望遠レンズになる。開放F値がF2.8と明るめのレンズなので、ポートレイトなどでも使い勝手はいい

100mmマクロ「SAL100M28」はフルサイズ機にも対応。APS-Cサイズのカメラに付けると35mm判換算で約150mmの中望遠レンズになる。開放F値がF2.8と明るめのレンズなので、ポートレイトなどでも使い勝手はいい

 今回はソニーのAマウントのラインナップから30mmマクロ「SAL30M28」と100mmマクロ「SAL100M28」の2本を用意して使い勝手がどう違うか検証してみた。30mmマクロは実売で1万5000円前後で買えるお買い得モデルとなっているが、100mmは6万円半ばで販売されている。

レンズの大きさは倍近い差がある。APS-Cサイズ素子につけると標準レンズと中望遠レンズの差ともなる

レンズの大きさは倍近い差がある。APS-Cサイズ素子につけると標準レンズと中望遠レンズの差ともなる

 なお、マクロレンズといっても接写しかできないというわけではなく、普通の撮影にも十分に使えるので普段用に1本あると便利だ。

30mmマクロの撮影サンプル

30mmマクロの撮影サンプル。絞りは一点以外、目一杯ボケるように開放のF2.8で撮影

30mmマクロの撮影サンプル。絞りは一点以外、目一杯ボケるように開放のF2.8で撮影

30mmマクロで絞りを変えてシャープネスチェック

F2.8

F2.8

F4.0

F4.0

F5.6

F5.6

F8.0

F8.0

F11

F11

F16

F16

F22

F22

 絞り開放からシャープネスが高い。絞っていくとF8.0あたりが一番シャープで、それ以上絞っていくと徐々に解像力が低下していくが、それも微々たるもの。最小絞りのF22でも十分にシャープなので、すべての絞りを存分に使って撮影できる。

(次ページに続く、「100mmマクロの撮影サンプル」)

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン