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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第46回

複数SNSでプロフ画像などを同期できる神アプリ「IFTTT」を徹底解説

2014年07月16日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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レシピを自分で作成する

 レシピを自分で作ることもできる。サービスによって、できることが異なるのは当たり前だが、トリガーとなるthisと動作のthatでも利用できる機能は異なる。それぞれのアイコンを選択すると、利用できる機能の一覧が開くので選択しよう。

 サービスによっては意外と細かい条件が選べる。たとえば、Dropboxでトリガーにできるのは、パブリックフォルダーにファイルや写真が保存されたときのみ。Facebookなら、メッセージが届いたり、タグづけられた投稿があったとき、自分が投稿した時、プロフィールが変更された時、などさまざまな条件が指定できる。自分が利用しているサービスでどんな機能が利用できるのか、一通りチェックしてみると面白い。

 thisとthatを指定したら、それで完了。レシピを公開することもできる。もちろん、自分のアカウント情報は漏れないので安心していい。

レシピ画面の「+」をタップして、「Create a Recipe」を開く。まずは「Start here!」から始める

トリガーとなるウェブサービスを選ぶ。ここでは、後で読むサービス「Instapaper」に新規投稿があった時、を条件に設定する

2つ目の「+」をタップする

Evernoteに新規ノートを作成するようにする

レシピが完成。「Finish」をタップする

Instapaperにウェブページを登録してみる

自動で認識、処理が行なわれ、Evernoteにノートが作成された

登録したレシピのページでは、「Check Now」で動作チェック、「Share」で公開できる。「Edit」では公開情報の編集が行なえる

タイトルや説明を入れて、レシピを公開することもできる。どうしても、ほかの人たちに使ってほしいレシピができたら、チャレンジするのもいいだろう

ニーズにはまれば手放せない神アプリに!

 設定画面からは、各サービスのアクセス許可やモバイル通信機能の設定などができるが、何もしなくても問題はない。

右下の歯車のアイコンから「Settings」が開ける

「Channels」では、利用できるサービスの一覧が確認できる。ここから、認証を行なうことも可能だ

「Sync Options」では、バックグラウンドで動作する際、携帯通信を利用するかどうかを設定できる。WI-FIのみを利用するなら、オフにしておこう

 これまで個別に活用してきたウェブサービスが連携してくれるのはうれしいところ。「IFTTT」は、ニーズにはまれば手放せなくなる神アプリとなる。何らかのサービスに情報を集約したい、とか何かあればメールで通知してほしい、というニーズがあるなら、「IFTTT」のレシピをチェックしてみよう。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


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