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KaveriとMini-ITXで今どきの小型PCを自作 第2回

水冷化に挑戦! Corsair製ケース「250D」がすんごくステキ

2014年02月20日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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 A10-7850K×mini-ITX特集の第2回は、中級者向けの自作指南としてCorsair製のmini-ITXケース「250D」での組み立て方法をレクチャーしていく。さらに水冷化にも挑戦してみよう。

 「A10-7850K」の性能やベンチマークスコアについては、こちらの記事を見てもらうとして、ここではMini-ITXケースとしての完成度の高さが評判の「250D」を使って、自作のポイントを組み立て写真とともにチェックしていく。

Corsairh初のMini-ITXケース「250D」

 まず「250D」の概要から見てみよう。キューブ型PCケースで、280(W)×345(D)×290(H)mmというサイズになっている。Mini-ITXマザーを平置きするため横幅があるものの、背は低くく、タワー系の置き場に困っているユーザーにはちょうどいいといったところだ。

 スペックの概要は、5インチベイ×1、3.5インチベイ×2、2.5インチベイ×2、対応電源はATXとなっている。また対応マザーボード規格は、上記の通り、Mini-ITX。なお、3.5インチベイと2.5インチベイは排他利用になっている。

メンテナンス性がとても高い

 「250D」の特長は、270mmクラスのビデオカードも楽々搭載可能な点もあるが、それ以上に考えられたメンテナンス性にあり、つまり組み立てのときもかゆいところに手が届くというわけだ。

 とりわけ、キューブタイプのケースは内部の狭さもあり、ケーブルマネージメントでストレスが溜まるのものだが、ストレージはもちろん、ATX電源もスロットインでセットできるため、組み立てがとても楽だった。

 Mini-ITXマザーである以上、PCI Expressでの拡張性は乏しいのだが、ファンの清掃やケーブルの張り替えのしやすさなど、ケース内へのアクセスの多いユーザーほど、評価に至る要素になるだろう。

本体正面。UBS 3.0×2、オーディオ端子を備える

本体背面。80mmファン×2の取り付け箇所のほか、ストレージと電源用のスロットも確認できる

本体の両側面には大きなメッシュが用意されている。また右側面には120mmファン×2を取り付け可能だ

本体底面。ATX電源設置場所にメッシュあり。保護フィルターも標準装備されている。また4つの脚の先端はゴムになっており、振動を低減する仕様。このあたりは趣味で改良を加えやすそうだ

フロント部分は一部開閉式。その奥には低速回転の140mmファンを備える

そして天板を見てみると、天板の一部がクリアパーツになっており、内部を確認してウフフできる

天板と両側のパネルを外したところ。また5.25インチベイも取り外し可能。作業をした限りでは、5インチベイを外さなくても十分な作業性を確保できたので、マザーボードのレイアウト次第といったところ

とくに左側面はガッツリとスペースが確保されているので、基本、こちらからの作業になる

ケースから伸びるコントロールケーブル

ネジなどが入った箱は、3.5インチベイにマウントされていた

マウンターはネジレス

電源を設置する場所には、電源の振動を伝えないよう、ゴム足が4つ用意されている

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