A10-7850K×mini-ITX特集の第2回は、中級者向けの自作指南としてCorsair製のmini-ITXケース「250D」での組み立て方法をレクチャーしていく。さらに水冷化にも挑戦してみよう。
「A10-7850K」の性能やベンチマークスコアについては、こちらの記事を見てもらうとして、ここではMini-ITXケースとしての完成度の高さが評判の「250D」を使って、自作のポイントを組み立て写真とともにチェックしていく。
まず「250D」の概要から見てみよう。キューブ型PCケースで、280(W)×345(D)×290(H)mmというサイズになっている。Mini-ITXマザーを平置きするため横幅があるものの、背は低くく、タワー系の置き場に困っているユーザーにはちょうどいいといったところだ。
スペックの概要は、5インチベイ×1、3.5インチベイ×2、2.5インチベイ×2、対応電源はATXとなっている。また対応マザーボード規格は、上記の通り、Mini-ITX。なお、3.5インチベイと2.5インチベイは排他利用になっている。
メンテナンス性がとても高い
「250D」の特長は、270mmクラスのビデオカードも楽々搭載可能な点もあるが、それ以上に考えられたメンテナンス性にあり、つまり組み立てのときもかゆいところに手が届くというわけだ。
とりわけ、キューブタイプのケースは内部の狭さもあり、ケーブルマネージメントでストレスが溜まるのものだが、ストレージはもちろん、ATX電源もスロットインでセットできるため、組み立てがとても楽だった。
Mini-ITXマザーである以上、PCI Expressでの拡張性は乏しいのだが、ファンの清掃やケーブルの張り替えのしやすさなど、ケース内へのアクセスの多いユーザーほど、評価に至る要素になるだろう。
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