基本機能が大幅に向上したエントリー一眼
キヤノン「EOS Kiss X70」
キヤノンが3月下旬に発売を予定しているのが「EOS Kiss X70」だ。Kissの2ケタ型番といえば、3年前の「Kiss X50」以来の登場となる。
丸みのあるボディーデザインでエントリー色の強かったX50からすこしばかりシェイプアップし、EOSシリーズらしい精悍さが加わった印象がある。外装の塗装も梨地の高級感のある塗装となり、インターフェース周りも使いやすさに重点を置いた配置構成になっている。ボディーサイズは幅129.6×奥行き77.9×高さ99.7mm、重量は本体のみで約435gとなっている。
撮像素子には約1800万画素のAPS-C CMOSセンサーを、画像処理エンジンは「DIGIC 4」を採用している。ISO感度は最大でISO 12800まで設定可能だ。
このほか、AFポイントは中央部にクロスセンサーを用いた9点測距。連写速度は秒間3コマと必要十分な機能は備わっている。
最新のEOSに搭載されている親切も搭載
最新のEOSシリーズに搭載されている「表現セレクト」機能や、エフェクト機能を付与できる「クリエイティブフィルター」といった機能が新たに備わった。
5種類のクリエイティブフィルター(ラフモノクロ、ソフトフォーカス、魚眼風、トイカメラ風、ジオラマ風)は、撮影後の画像に適用させることもできる
本機種からはじめて搭載された新機能、という訳ではないが、エントリーモデルゆえに扱いやすいさを重視し、誰でも簡単に“デジイチの高画質”を味わえるモデルに仕上がっている。
機能的にはD3300が充実!?
今回、EOS Kiss X70は実写撮影サンプルが撮れなかったため、最終的にはどっちがいいとは言えないのだが、機能面において充実していたのはニコンのD3300だったと思う。2416万画素の撮像素子や秒間5コマの連写機能、ISO 25600までの感度設定など、エントリーながらベーススペックは高い。入門用に購入しても結構長めに使えるのではないだろうか。
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