第2のキモとなるパーツは
PCケースと電源ユニット
Corsair「330R」
●URL:http://www.links.co.jp/item/330r/
●実売価格 1万円前後
静音性重視のPC自作で、重要な役割を果たすのがPCケースと電源ユニットだ。まずPCケースにはCorsair「330R」を選択。
1万円前後と手ごろな価格ながら、フロントとサイドパネルに吸音シートを備える。ハイエンドGPUを余裕で搭載できる450mmまで対応するボード長や、裏面配線が容易な20mmの裏面スペースと多数のケーブルホールなど、静音性、拡張性、そして組み立て易さの3拍子そろった製品だ。
さらにフロントパネルは設置場所を選ばない左開き、右開きを選べるのが好ポイント。扉タイプのフロントパネルを採用するPCケースは、部屋の模様替えなどをするときに、意外と扉が開く向きが問題になるので助かるところだ。
Corsair「RM850」
●URL:http://www.links.co.jp/item/rm850/
●実売価格 2万2000円前後
さらに今回こだわったのが、各種パーツに電力を供給するために常に動作&発熱する電源ユニットだ。最近は、どこの製品も静音性が高められているが、本構成で選んだCorsair「RM850」は、電源負荷率40%以下時にファンを停止させる「Zero RPM Fan Mode」が備わっているのが決め手。
ちなみに本構成に850Wもの電源容量は必要ないのだが、ファンレス動作は電源負荷率40%以下の場合に限られるため、あえて容量に余裕のある850Wをチョイスしている。実際、ゲーミング中の最大消費電力は330W程度なので、ちょうど良かった感じだ。
ただ、1時間程度BF4をプレイしていると、さすがに電源ユニットの発熱が溜まり、ファンは低速回転していた。
カスタマイズ前提で高冷却な
水冷クーラーを搭載
Corsair「H100i」
●URL:http://www.links.co.jp/item/h100i/
●実売価格 1万1500円前後
静音重視というコンセプトから微妙に外れるが、CPUオーバークロックなども楽しめるよう、冷却水量が多く、冷却効率が良い240mmの大型ラジエーターを備える簡易水冷ユニットのCorsair「H100i」も搭載することに決めた。
ただし、マザーボードに付属するファンコントロールツールや、Corsair Linkの機能を活用して、ゲーミング中も静か~でCPU温度が上がりすぎないファン回転数を模索する必要はあるが、このあたりの追求も自作PCのおもしろさといえるところだろう。
こだわりパーツの最後は
マザーボード
GIGABYTE「GA-Z87X-UD4H」
●URL:http://www.gigabyte.jp/products/product-page.aspx?pid=4488#ov
●実売価格 2万3000円前後
Intel Z87 Expressチップセット搭載のATXマザーボード「GA-Z87X-UD4H」。低いCPU負荷で安定した通信を行なうIntel Gigabit LANや、高負荷時により安定した電力をCPUに供給する16フェーズの電源回路など、ゲーミングに最適な機能を搭載。Corsairメモリーなどのヒートスプレッダーとカラーリングを合わせやすいブラック&レッドの新デザインヒートシンクもいい感じだ。
せっかくならメモリーにもこだわる
Corsair「CMY8GX3M2A2400C11R」
●URL:http://www.links.co.jp/item/cmy8gx3m2a2400c11r/
●実売価格 1万3000円前後
静音性に、まったく関係しないメモリーだが、今回はマザーボードのヒートシンクカラーとあったヒートスプレッダーを装備するCorsair「Vengeance Pro」シリーズを搭載している。それもPC3-19200の高速モデルをチョイス。CPU内蔵GPUのように、システムメモリーの速度でゲームのフレームレートが向上する訳ではないが、OSパフォーマンスの底上げを狙ってみた。