それでは試聴してみましょう!
── 今回はCD版が一緒に出ているものに関しては、そちらも用意して比較できるようにしてみました。Negiccoはハイレゾ品質(24bit/44.1kHz)のPC再生で。
八尋 「Negiccoの『Melody Palette』、ももいろクローバーZの『5TH DIMENSION』、中島美嘉の『BEST』、アニメから『K-ON! 7inch Vinyl “Donuts" BOX 』、あとは古いゲームミュージックで『セガ・ゲーム・ミュージック VOL.1』『ミュージック・フロム・イース』など。45回転のドーナツ盤から33回転のLPまで、結構集めましたね。……楽しみ」
── 今回は用意していないけれど、これ以外に12インチシングル盤というのがあって、これはサイズはLPと同じ12インチだけど、45回転で再生しますね。
八尋 「(試聴中)」
── 感想は?
八尋 「……そうですね。レコード以前に普段聴いているシステムと比べてあまりによすぎて、そっちのほうに驚きました!」
── (苦笑)
八尋 「よくテレビや雑誌でオーディオシステムを前にいろいろ感想を言ってるような企画を見かけますが、言っている意味がわかったというか……。実際に体験してみて初めて音のすごさとか実体感みたいなもののイメージがわいてきました。なるほど」
── とはいえ普段からCD自体は聴いてきていると思うけれど、そういうものと比べてどうでしょう。
八尋 「やはり違いは感じます。ボーカルものから、電子楽器、ロック風の楽曲までさまざまな曲を聴きましたが、レコードで聴いたほうがボーカルの滑らかさが高まっていくような感覚があったり、たとえばライブハウスにいるようなふくよかな低域が感じられたりと、ストレートに鳴る感じのするCDにはない魅力がレコードにあるように思いました。初めて経験することばかりでしたが、オーディオの世界の奥深さも垣間見れたようで、より深くのめりこんでいっちゃいそうな誘惑も感じました」
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