カスタマイズができる、そこが高級アナログプレーヤーの楽しさ
── では早速試聴にいきたいところですが、アナログプレーヤーって聴く前にいろいろと準備が必要だって知ってた?
八尋 「というと?」
── 組み立てたり、調整したりしないといけない。というか一体型になってる普及機的な位置づけではなくて、カートリッジやアームとかが交換できるアナログプレーヤーってどんなものか知ってた?
八尋 「いいえ」
── アナログプレーヤーはレコードを回転させるターンテーブルのほかに、アームやカートリッジ(針)、フォノイコなどいろいろな部品で構成されていて高級機になるとそれぞれを交換したりして、自分の好みの音質を追求したりできる。
八尋 「自分で組み立てて交換できるわけですか。なるほど奥が深そうな世界ですね。(調整している様子を眺めながら)そして、実際に聴く前にはいろいろと準備も必要なわけですね。いい音で聴くために手がかかるというのも実にアナログ的。ちょっとした違いで音に変化が出てくるっていうのも面白いです。PCで音楽を聴くとファイルを選んでクリックするだけですが、手順を踏んで結果としていい音が出るという過程そのものにも興味をひかれますね」
── その締めくくりとしてレコードをターンテーブルに置いて、針を落とすっていう儀式があるわけですね。心して聴こうって気分になるでしょ?
八尋 「そしてわれわれは襟を正して、アイドルやアニソンを聴くわけですね!」
レコードをかける前に、PD-171を調整してみよう
1. 水平をとる
2. カートリッジシェルを取り付け、ゼロバランスを合わせる
3. 針圧を合わせる
4. アンチスケートを調整する
5. レコードに針を落とす
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