右側面(マザーの裏側)から
ドライブにアクセスできる
ドライブベイの数は5インチが2、2.5/3.5兼用が2(底面側)、そして電源ユニットの上に2.5インチ専用が4。ケースの大きさの割には少なめだが、これは今どきのパーツ構成を考えれば妥当な数といえる。
ストレージ大盛りのサーバマシンを作りたい人にはやや物足りないかもしれないが、この製品のターゲットユーザーは、サイドに大型アクリルウィンドウを備えていることから考えてコアゲーマーやオーバークロッカーなのだろう。
温度よりもノイズが気になる
では負荷をかけて各部温度を見てみよう。
チップセットおよびGPU温度は、前面ファンの風を直接受ける影響でバラック組みとほとんど変わらない。ハイパワーなビデオカードを使ってマシンを組みたい人には魅力的な冷却力といえよう。
しかし本製品の弱点はファンノイズの大きさだ。前面に据えられた140mmファン2基のノイズがかなり大きく、ケース前30cm位置でのノイズレベルは49dBA前後と大きい(暗騒音は34.8dBA)。BIOSでファン回転数を絞っても大差ないので、実際に使う際は静音ファンに交換することをオススメしたい。
第1回はここまで。次回はクーラーマスターのケースをレビューしよう。
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